FPにとって魅力的な○○マーケットとは?

石塚駿平

『ライフプランニングの需要がある』

『保険を見直すタイミングである』

『豊富な資産を持っている』

『不動産が動く可能性がある』

『相続の問題を抱えている』

このような条件が揃った人が、
あなたの前に数えきれないほど現れたら、
あなたはどう思いますか?

それは、あなたにとって間違いなく
大きなチャンスになりますよね。

こんなことを言うと、

「でも、そんな理想的な人なんか、
なかなか見つけられないんじゃないの?」

と思われる方が大半なはずです。

しかし、このような人にアプローチを
することは、実は意外と簡単です。

なぜなら、このような条件を揃えた人は、
“あるマーケット”に数えきれないほどいるからです。

定年退職者のマーケット

そのマーケットとは、
定年退職者の集まりです。

定年退職者の人たちには・・・

「老後の生活をどうすればいいのかわからない」

「もうちょっと働いた方がいいんじゃないか?」

「老後のお金はこれで大丈夫だろうか?」

「保険はこのままでいいのだろうか?」

「住む場所はどうしようか?」

「親や自分の相続のことがわからない」

このような悩みを持っています。

悩みがあるということは、
そこにビジネスのチャンスがあるということですね。

悩みが多い分、キャッシュポイントが
あるということでもあります。

また、保有している資産も
他の年代に比べると多いです。

ほとんどの人のキャッシュフロー表は、
定年退職時にピークを迎えますよね?

そのお金を狙う訳ではありませんが、
大きなお金が動きやすい年齢でもあります。

(個人的に、FPには退職者のお金を狙ってくる
業者から顧客を守る役割を担って頂ければと思っています。)

FPが活躍できる場所

定年退職者の人を相手にするのは、
FPが活躍する道として多いにありだと思います。

まだまだ活躍しているFPの数は少ないですが、
魅力的なマーケットなはずです。

これはアイデアですが、

“退職後もお金に困らない老後を
送る為のトータルサポートプラン"

のようなサービスを用意して、
退職後のお金の不安を解消する
サービスを提供するのも良いと思います。

「こうすればお金に困らずに、
楽しく生活ができるようになりますよ」

という総合的なサービスを
パッケージにして提供するのです。

それができれば、キャッシュポイントに
自然と繋がっていくはずです。

定年退職者にアプローチする方法

では、具体的なアプローチ方法はどうするのか?
ということですが、、、

一番スタンダードなのは企業に退職者向けセミナー
という形で入って、個別相談に繋げる流れでしょう。

これが最もわかりやすい方法だと思います。

また、他の方法として考えられるのは、
シニア系の人材派遣会社と組む方法があります。

最近は、こういった会社がかなり増えてきているようです。

定年後も働きたいという人たちは、
老後のお金の不安を持っている場合が多くあります。

なので、そういった人たちを抱えている
人材派遣会社と提携をするというのも良い方法でしょう。

定年退職者の方達は、
結構1つの場所に集まっているものです。

マーケットにアクセスすることができれば
多くの見込み客を一気に獲得することが可能です。

『定年退職者のマーケットを対象にして、
サービスを提供することはできないか?』

この視点は、一度検討してみる価値があると思います。

20代、30代では難しいかもしれませんが、
FPが活躍できるマーケットであることは間違いありません。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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