今回お話しているのは、
何度もお伝えしていることです。
でも、大事な事なので
もう一度お伝えしたいと思います。
ホームページでよくあるミスについてです。
たぶん、何度お伝えしても
間違える人は多いでしょうし、、、
この間違いがなくなることは
ないと思います。
そのミスとは、、、
キャッチコピーが抽象的
こうなってしまうことです。
例えば、、、
「あなたの生涯のパートナーでありたい」
「全てはあなたの幸せのために」
こんなキャッチコピーが
それにあたります。
なぜダメなのか?
それは、
==============================
誰が言っても通用するような
キャッチコピーは誰にも響かない
==============================
からです。
・・・
ちょっと質問をさせて下さい。
あなたは今まで・・・
大企業のCMの終わりに流れる、
キレイごとの企業理念に心を動かされたことはありますか?
こういった抽象的なキャッチコピーに惹かれて、
商品を購入したいと思ったことはありますか?
キャッチコピーに感動したからという理由で
ホームページを食い入るように見たことはありますか?
きっと、どの質問の答えも"NO"なはずです。
抽象的なキャッチコピーに人を
行動させる力はありません。
抽象的V.S.具体的
もっとわかりやすくする為に、
例を挙げてにいきましょうか。
例えば、東京のマンションで28歳の男性が、
一人暮らしをしているとします。
ごくごく普通の平均的なサラリーマンです。
ある時、仲のよかった大学の友人達が
自分の家に遊びに来る事になりました。
ちょっと汚い部屋も、せっかく友人が来るから
掃除をしなきゃと思い、キレイにしておきます。
しかし、友人が遊びに来る前日に、
あるトラブルが起こりました。
トイレが詰まってしまったのです。。。
トイレの水を流しても、
なかなかいつものように流れません。
水があとちょっと溢れそうになります。
その男は焦って、どう修理をすればいいのか、
すぐにネットを使って検索をしてみました。
そうやってたどり着いたトイレ修理の
ホームページのキャッチコピーは、、、
1つは、「あなたの生活をより快適なものに」
というものでした。
もう1つは、「40年の実績を誇るトイレ修理。
電話一本ですぐに駆けつけます。料金も明瞭価格なので安心。」
というものでした。
この場合、、、
どっちが選ばれると思いますか?
・・・ 後者ですよね。
相手が持っている悩みは?
キャッチコピーを考える際に大事なのは、
相手がどんな悩みを持って検索してくるのかを
リサーチすることです。
今挙げた例だと、
「どうにかしてすぐに直したい」
「でも、本当に信頼できる所か不安・・・」
こんな感じの悩みになります。
キャッチコピーを作るのは、決して
”自分が言いたいこと”を考えることではありません。
先日、集客面でかなりの実績を出している
ホームページ制作会社の代表の方と話す機会があったのですが、
一番大事にするのは、やはりこのリサーチの部分だと言います。
その制作会社が学資保険を扱うホームページを
作られた話がとても参考になったので、
シェアをしたいと思います。
(ここでは、学資保険がどうとかという議論は置いておきます。)
そのキャッチコピーを作る際に、
「学資保険に加入する人は
一体どんな悩みを持っているのか?」
ということを徹底的にリサーチし、
親が持っている悩みが明確にしていったそうです。
その結果出てきたキャッチコピーは、、、
「あなたのこどもが私立大学に
通いたいと言ったらどうしますか?」
というものです。
とても具体的で、
親の悩みを理解したものですよね。
キャッチコピーは、
こういう考え方をするものです。
繰り返しますが、決して”自分が言いたいこと”を
あれこれ考える事ではありません。
あなたのお客さんはどうですか?
さて、あなたのお客さんの持っている
悩みは一体なんでしょうか?
どんなことを考えてネットで検索をし、
どんな結果を求めているのでしょうか?
保険を見直したい人は?
住宅を買いたい人は?
家計を節約したい人は?
資産運用をしたい人は?
相続で悩んでいる人は?
リサーチの仕方ですが、
一番良いのはお客さんに聞くことです。
なんで自分の所に来たのか?
どんな所に惹かれたのか?
どんな悩みが深いのか?
それを把握して、ホームページに
反映させていきましょう。
ただ、正直に言うと・・・
僕もこうやろうとするのですが、
あまり上手くいかないこともあります。
もっとリサーチが必要かな?
と考える時もしばしばです。
ここらへんはトライ&エラーが必要かもしれませんが、
基本的な方針はこれで間違いありません。
エゴでビジネスをしてはいけない
本当にこれは繰り返し伝えたいことですが、
”自分のいいたいこと”を中心に考えると失敗します。
あなたが売っているのは、
お客さんの問題解決なはずです。
あなたが好きなものを押し売り
しているわけではありませんよね?
自分を主人公にしてはいけません。
お客を主人公にすべきです。
エゴでビジネスをやると、
ほとんどの確率で失敗します。
上手くいっていない人の原因を探ってみると
エゴが強すぎてお客さんのことを考えていない、
というパターンがよくあります。
エゴでビジネスをやると、
本当に痛い目をみますよ。。。
いや、ホントに。
この問題は、きっと永久になくならないと思うので、
機会があればまた別の形でお伝えしていこうと思います。
僕も、忘れそうになる事があります。
基本は大事です。
何度も思い返す機会を作り、
ありがちな失敗をしないようにしましょう!
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