【適切値は?】有料相談移行率は低くても大丈夫!

昆知宏

仕事が終わっての楽しみ。
あなたはありますか?

私はよく意外だねと言われるのですが、
プロ野球観戦が趣味です。

平日のナイターはほぼ毎日見ています。

今から10年以上前は地上波で放送
されているのが当たり前でしたが、
今ではほとんどやらなくなりました。

好みの番組が野球でガーンみたいになったり、
お父さんが途中で野球にチャンネルを
変えまくったりというのは、
私たちが子どもの頃は日常でしたよね。

実は今でもBSではほぼ毎日放送を
されているのですが

地上波のように演出も過剰じゃないし
解説が芸能人ではなくプロ野球OBで
分かりやすかったり、

試合が伸びてもどこまでも延長放送
してくれるし良いところづくめです。

私は巨人のファンと言うわけではないのですが、
巨人戦を見るのが好きです。

一つのチームを定点として戦略分析したり
生活や名声がかかっている野球選手の
全力勝負を見るのがとても楽しいからです。

真剣勝負の駆け引きはビジネスにも
応用できるところがあるのですが

私が個人的にプロ野球から学んだことは
これです。

確率論です。

首位打者でもせいぜい打率は3割2分

打率と言うのは、
打席に立った数に対してヒットを
打った割合のことを言います。

つまり100回打席に立って、
30回ヒットを打てれば、
30%ヒットを打ったことになり、
打率は3割となります。

この記事を書いている現在は、
セ・リーグの首位打者は広島の
4番打者鈴木選手という人です。

プロ野球を見ない人にはきっと
さっぱり分からないことでしょう(笑)

そんな彼の打率は、3割2分。
100回打席立って32回ヒットを

打てればプロ野球選手の中では、
頂点ということです。

あれだけ毎日努力して練習して、
才能もあって全力でやっても、
3割打てれば超優秀。

私はビジネスにおいても、
この数字を意識しています。

あなたの有料相談移行率は?

初回の有料相談を打席としてカウントし、
その後も継続的な有料相談に進んだ場合を
仮にヒットと仮定するとします。

この時、今年の今現在の成績は、
3割8分6厘(38.6%)でした。

個人的にはこの数字は良すぎるくらいの
いい数字だと思っているのですが、

どうもFP業界ではあまり評価されて
いないような感じを受けます。

60%の成約率とか、
90%の成約率とか

こういった話も聞くことがありますが、
初回も有料、次回も有料という方法だと

だいたいプロ野球の確率くらいに
落ち着くと思うのです。

そしてこれくらいの確率でビジネスを
進めていくと自分に合った顧客だけが
残りいろんな面で仕事が充実します。

無理して6割とか7割を狙っている場合、
そこに無理が生じていないか、

やりたくない仕事を引き受けてはいないか?
を冷静に判断した方がいいと思うのです。

本当に自分を必要としてくれている
顧客を見極めそこにリソースを集中
したほうがいいと思いませんか?

豪速球は見送り三振でいい

プロ野球を見ているとどんなに
優秀な打者でもどうにもできない
場合があります。

ピッチャーがいい球を投げれば
それを打つことは難しいです。

当然ながら確率論的には、
そういった球が一定確率で飛んできて
この難解な球を研究するよりも、

諦めて打てる球を研究した方が
利に叶っていることに気づきます。

例えば資格試験だと100%正解を
目指すよりも合格点を取るために
頻出問題を攻略すればいいことにも
似ています。

FPで言えば既に結論を持ってきて
相談にいらっしゃる方の場合は、
次につなげることは難しいです。

提供できる価値が少ないからです。

その場合は変に次に繋げようとせずに
ほぼボランティアみたいにはなりますが、

その場で相談者の疑問を解決し、
笑顔で帰ってもらえればそれで
OKですよね。

成約率のジレンマに陥っている方は、
3割打てれば超優秀。

このことを頭に置いておいくと
いいですよ^^

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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