コインチェックパニック

昆知宏

ニュースが出たときは、、、

「ふーん」

みたいに見ていた仮想通貨取引所
コインチェックのトラブル。

取引所リスクがあることは、
前々から言われていたので、

そこも含めてリスクを許容
できないので私は現在のところ

仮想通貨は投資対象外
なのですが、

今回のトラブルでびっくり
したことがありました。

それは周りにこのトラブルに
巻き込まれた人が、
いるやいるや・・・。

共通して言えることは、

「株もしたことないですよね?」

という人がみんな資産の
そこそこの割合を投資していたのです。

FP的に言うと、

明らかにいびつなポートフォリオで
資産運用をしている人ばかり。
(仮想通貨しかしてないので)

私はボラティリティが少なくなったら
国家の発行する通貨の信用リスクに

備えて10%ほどポートフォリオに
入れようかなと思っているのですが

ただ私はビットコインの事は
基本的によく分からないので

分かっている人からすると
ちょっと笑っちゃうような

見解なんだろうなとも
自覚しています。

自分だけが儲かりたい

心理学の基本ですが、
人は自分が儲けたい。

自分だけが最大の利益を得たい。
儲け話に乗り遅れたくない。

チャンスを無駄にしたくない。

こういう生き物です。

今回の一件でこのことが
証明されたように思います。

トラブル対象者を分析していくと、

・TVの影響で始めた。
・信用できる人に勧められた。

という明らかに受動的な
要因が目立ちます。

仕組みを分析して個人的に
未来を紐解いたわけではなく

『同僚のあいつが儲けているんだから
面白くないからおれもやろう』

ということでしょう。

特にこのような傾向は、
去年の暮れあたりがピークで、

そこから口座を開設し、
取引を始めた人が目立ちます。

通貨が暴落したのは、
いうまでもありませんが、

そこに追い打ちをかけて、
取引所リスクときたら、

かわいそうでなりません。

こうして投資のイメージが悪くなる

しかし今回の一件は、
私は予測出来たことだと
思っています。

多大な利益を得られる一方で、
多大な損失を被る可能性が
あるのは投資の基本。

ちょっとマニアックな話を
しますが、

東証2049VIXインバース
という銘柄が、

この度のアメリカ株価の
暴落で静かに早期償還・上場廃止
となりました。

これはアメリカの経済が
安定して成長していると
値を上げる銘柄で、

『東証2049』

と検索すると、

『東証2049 儲かる』

と検索履歴が残るように
去年爆上げしていたのですが、
一瞬として紙屑になりました。

リスクが個人投資家には
ありすぎたと問題視されている
そうなのですが、

一瞬の暴落で紙屑化するリスクは
目論見書にも書いてありました。

これについて
日本個人投資家協会の理事は、

「リスクについては
説明資料に書いてあるため、

買った人は運が悪いと
しか言えない」

とコメントしたです。

これ以上、これ以下でもない
その通りのコメントですね。

FPの役割

FPにできることは
限られていますが、

私たちはこういう時こそ、
人間の心理と向き合って、

メンターとして相談者に
向き合う必要性を感じます。

これはAIには代用できないことです。

今回の一件で投資には興味は
あるものの、

その方法を間違っている人が
たくさんいることが分かりました。

あなたが相談業務の一部に
資産運用相談を取り入れているのなら、

初回面談の時にコインチェックと、
東証2049の話をしてみてください。

(2049については興味があれば
ググってみてください)

投資リスクの逸話として
話しをすることができます。

分かりやすいハイリスク事例を
イメージしてもらえますので、

相談者が本当に許容できる
リスクを算定できるはずです。

それでも仮想通貨が最適な投資先
となれば思い切りすればいいのです。

この記事を書いた人

昆知宏

新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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