努力せずにセミナー集客に成功した話

中西雅司

FPのあなたは、

「セミナーは集客が大変」

というイメージを持っていませんか?

私はFPの時、そういうイメージが
強かったので、セミナーは
ほとんどやっていませんでした。

しかし、ある簡単なことをした結果、
自分では、特に声掛けや告知等の
苦しい労力をかけることなく、

0円で15名以上の集客を
短期間で2回も
することができたのです。

しかも、どこかの業者などと
組んでやったわけでもありません。

その方法とは?

セミナー集客失敗の虚しさ

私はFPとして独立したばかりの頃、

「セミナーはできればやりたくないな。
でも、やったほうが良さそうだな。」

と漠然と考えていました。

そのため、嫌々ですが、
facebookのイベントページを作って、
セミナーを企画。

しかし、結果は惨敗。

個別に何十人も
お誘いしましたが、
残念ながら参加者は1名。

やりたくないという気持ちが
強かったから、余計にうまく
いかなかったのかもしれません。

その後は集客の失敗が怖くて、
セミナーの企画さえできず。

どこかの業者や会社に
集客してもらう方法も考えました。

しかし、話せる内容に制限が
出てしまうと考え、それも
やりませんでした。

ところが、ある日突然、

「お客様を集めるので、
セミナーをやってほしい」

という依頼をいただいたのです。

しかも、話す内容に全く
制限がないセミナーです。

至れり尽くせりのお膳立て

お声かけくださったのは、
異業種交流会で知り合った
デザイナーの方でした。

その方から、

「中西さんの考えは素晴らしいので、
是非私の知り合いに向けてセミナーを
やってほしい」

というご依頼でした。

集客は全てデザイナーの方がやる。

しかも、個別相談にも
つなげて、個別の問題解決も
してほしいとのこと。

お金もかけず、集客にも
苦しむことなく、しかも
好きなことを話せる。

そして、個別相談にもつなげてよい。

まさに、至れり尽くせりの
お膳立てです。

わかりやすい自己紹介

私はそのデザイナーの方に、

「セミナーを企画してほしい」

などとお願いしていたわけではありません。

私は、ただ

「わかりやすい自己紹介」

それだけをしていました。

デザイナーの方は何度も交流会で
一緒だったので、私の自己紹介を
何度も聞いてくださっていました。

結果、私の事業を

「世の中に広めるべき!」

と思ってくださっていたのです。

凄い!と思ってもらう自己紹介

「世の中に広めるべき!」

と共感してもらえると、このように
セミナー開催に繋がったり、紹介が
生まれたりするようになります。

実際、私のクライアントであるFPも

「私の知り合いのためにセミナー
で話をしてもらえませんか?」

と言われた、という話を何度も聞きます。

では、凄い!と共感してもらうためには
何をすればよいのか?

そのポイントはいくつもありますが、
今日は最も大事な点をお伝えします。

それは、

「自己紹介を聞いてもらうこと」

です。

当たり前だ!と思われるかもしれませんが、

「自己紹介を聞いてもらうこと」

って意外に簡単ではありません。

皆さんは、交流会や名刺交換などの際、
他の人の自己紹介、聞いていますか?

こう言うと、私が腹黒い人間に
見えるかもしれませんが、

私は、聞いているふりをして
聞いていないことがよくあります。

というよりは、
頭に入ってこないという表現
のほうが正しいかもしれません。

せっかく素晴らしい人や事業でも、
聞いてもらえなければ、
何も伝わりません。

しかし、多くの自己紹介は
聞いてもらえていないのです。

では、聞いてもらうためには、
どうすればよいのでしょうか?

頭に残る自己紹介のポイント

自己紹介を聞いてもらう方法、
それは、

自己紹介の冒頭に『興味喚起』
の内容を入れることです。

先日、FPの勉強会で、

「2022年問題って知ってますか?」

という別の人同士の会話が聞こえて
きましたが、その後の話の続きが
気になってしまいました。

それと同じで、自己紹介の最初に
興味を持ってもらえる内容を
入れるのです。

それがあるだけで、
人は話を聞いてくれます。

例えば、私が先日聞いた異業種の
自己紹介の冒頭で、とても
印象的だったものがこれです。

「日本における自殺者は年間3万人と
言われていますが、実際にはその5倍
の人数がいることをご存知でしょうか?

遺書のない自殺は、自殺者として
カウントされないからです。
私は・・・」

うつ予防の専門家の
自己紹介の冒頭です。

その後の話を聞いてみたく
なりませんでしたか?

もちろん、より人を惹きつけるために、
興味喚起の後に話すべき内容についても
法則があります。

しかし、私たちFPの仕事は、
希少性があり、価値が高いです。

そのため、その後の内容が
イマイチ洗練されていなくても、
共感を与えられる場合があります。

「自己紹介の冒頭に興味喚起の
言葉を入れる。」

それだけで、周りの人の反応が
がらっと変わるかもしれませんよ。

是非、名刺交換や交流会などの
自己紹介の場で使ってみては
いかがでしょうか?

P.S.
私は今はFPのためのコンサルを
やっているので、一般消費者向けの
サービスをやっていませんが、

そのデザイナーの方からは今でも
セミナーをやってほしいとの依頼が
あります。

残念ながら、お断りしてしまって
いますが、自己紹介の威力は
これほどまでに大きいです。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

関連記事