商品ありきのFPビジネス

石塚駿平

「FPとして独立したいので、
提携先や代理店を探してます」

先日、こんなメールが届きました。

どうやら、FPとして独立をして収益を
得るのにどのようにすればいいのか?

ということに悩んでいるようで、
キャッシュポイントになるものを
探しているようです。

こういった質問とか話というのは、
たまに僕は耳にすることがあります。

「キャッシュポイントを増やしたい
から提携先を探してるんですよね」

「どういう所と繋がればビジネスに
なるのか考えてるんですよ」

とか、そういった話ですね。

僕は個人的には、こういう話を聞くと、

「う〜ん・・・」

と思ってしまうのですが、

これ、あなたはどう思いますか?

売りたい商品を売ることを優先する

僕がこういった話を聞いて

「う〜ん・・・」

と思ってしまう理由は、

「収益を得る為の商品が先になってしまっている」

からです。

先に収益を得るための商品ありきだと、
どうしても発想方法としては

「この商品をどう売ればいいのか?」

ということになってしまいますよね。

つまり、顧客が先ではなくて、
商品が先になってしまう訳です。

そうなってくると、

「顧客の為にアドバイスを行なう」

のではなくて・・・

「自分が売りたい商品を
売るためにFPビジネスを行なう」

という形にどうしてもなってしまいます。

商品ベースのFPビジネス

でも、本当にFPがやるべきことなのは、

「顧客の為にアドバイスを行なう」

ということじゃないですか?

商品の販売や提携先の紹介というのは、
もしお客さんが必要なら行うもので、
そうじゃなければ必要ないはずです。

お客さんが必要としていて、
それを手伝うことでFPにも収益が
入るのであれば、それはアリだと思います。

でも、商品がベースになってしまうと、
そういった形にはなりにくいですよね。

どうしても、商品ありきの
FPサービスになってしまいます。

どっちが先にあるのか?

僕が言いたいのは、商品を扱ったり
提携先を開拓するのが悪い、
ということではありません。

「どっちが先にあるのか?」

ということですね。

商品ベースなのか、顧客ベースなのか?

これは、どちらが良くてどちらが
悪いということではありません。

ただ、個人的には顧客ベースで
ビジネスをしているFPの方が好きですし、
応援したいと思っています。

「FPは相談料では食えない」

という言葉をよく耳にしたりしますが、
僕の周りには顧客からもらう相談料を
ベースにしているFPは結構います。

つまり、不可能なことでは全く無いということです。

もしそれが実現可能であるとしたら、
あなたは商品ベースのFPになりたいですか?

それとも、顧客ベースのFPになりたいですか?

その選択は、あなたが選ぶことができます。

P.S.
顧客ベースの考えを徹底して
ビジネスを構築しているFPを
1人紹介したいと思います。

その方は、博多にオフィスを構える
FPオフィスクライアントサイド代表の
久保逸郎さんです。

久保さんは、顧問契約という形で
顧客からもらうフィーをもらうことを
ベースにしてビジネスを組み立てています。

自分から商品を売ることはなく、

「もし顧客が必要ならばサポートをする」

というスタンスを一貫して持っています。

そして、来週末に久保さんが

「クライアントと長期的な関係を
築く顧問契約をFPが獲得する方法」

についてノウハウを公開してくれた
セミナーのDVDを販売する予定です。

日時は11/24(金)の夜を予定しています。

メルマガ上で案内を行いますので、
もし顧客ベースのFPビジネスに
興味があれば見逃さないで下さいね。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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