着々と売上を伸ばすFPになるには?

中西雅司

突然ですが、

あなたは、

『研修講師』

という仕事をご存知でしょうか?

例えば、、、

大企業の管理職に対して、

外部講師として、営業力や
ロジカルシンキングなどの
研修を行う仕事です。

つい先日、

そういった研修講師をやりたい人を
育成しているNさんと
お話をしてきたのですが、、、

Nさんにお聞きした成功戦略の
内容がとても興味深かったので、

「FPのあなたに役に立ちそう」

と感じた部分のシェアを
したいと思います。

『研修をやりたいFPのあなた』

にはもちろん、役に立つと思いますが、
それだけではなく、、、

『相談業務で着々と売上を伸ばす
FPになりたいあなた』

には、より役に立つ内容
になっているはずです。

研修講師の厳しい現状

本題に入る前に研修講師の仕事
について、もう少し詳しく
説明しますね。

Nさんの話によると、
研修講師は、

「サラリーマン時代の経験を
活かして、独立したい人」

が目指すケースが多いそうです。

ところが、そう簡単に
うまくはいきません。

なぜうまくいかないか、というと、
理由は大きく3つあります。

1.やりたい人が多く、仕事が来ない
2.仕事が来ても、研修会社経由なので低単価
3.過酷な仕事も多い

この3つだそうです。

多くの場合、研修講師として
独立すると、

まずは、研修案件をあっせん
してくれる

『研修会社(エージェント)』

に登録をします。

しかし、登録している人が
とてもたくさんいるため、
なかなか選んでもらえません。

仮に選ばれたとしても、安価な
仕事だったり、人気のない過酷な
仕事だったりするのです。

もちろん、こういった仕事を
断ることもできます。

でも、仕事をもらっている立場
なので、

「断ると次の仕事がこないかも」

という心理も働き、受けざるを
得なくなってしまうのです。

高単価の研修講師になるために

では、そうならないためには
どうすればよいのかでしょう?

Nさん曰く、

「研修会社を通して仕事を受注し、
実績を積みながらも、

企業から直接、研修の仕事を
受注する準備を進め、

そして、少しずつシフト
していく。」

ということです。

なぜなら、、、

研修会社経由での受注と
企業からの直接受注を
比較すると、

収入が4倍ほど違います。

収入が多いのは当然
直接受注です。

研修会社の取り分がなく、
全額自分の受け取りになりますから。

しかも、直接受注なら、
仕事量も講師と企業の間で
自由にコントロールもできます。

FPの集客戦略も同じ

この話を聞いて、私は、
相談業務を行う、FPも
同じだと思いました。

なぜなら、先ほどもお伝えしたように、

研修講師は、研修会社のような、

「外部の集客してくれる仕組み(=外部集客)」

だけを使って仕事を受注すると、
低単価で、仕事のコントロールが
難しくなります。

それと同じように、

FPも『外部集客』だけを使って
仕事を受注していると、

集客のコントロールが自分では
できなくなります。

具体的には、FP協会の
CFP検索などは

『外部集客』

ですよね。

CFP検索自体は良い仕組み
だと思います。

そして、それを活用すること自体は
悪いことではありません。

しかし、それだけに頼ってしまうと、

CFP検索の仕組みが
変わっただけで、問い合わせが
減るかもしれません。

もし、CFP検索が何らかの事情で
なくなったら、集客が一気に
なくなってしまいますよね。

着々と売上を伸ばすFP

なので、もしあなたが、
着々と売上を伸ばすFPに
なりたいのなら、、、

『外部集客』

は使ってもよいです。

ただし、それと同時に、

『自分で集客(=自己集客)をするための戦略』

を実行し、『外部集客』から
『自己集客』に徐々にシフト
していくことが大切になります。

具体的には、Webであれば、
ホームページやブログ・SNSなどの
自社ページの活用です。

リアルであれば、紹介などによる
自分での集客の仕組みです。

私がFPの時は、戦略的に作った
名刺や自己紹介が最強の『自己集客』
のツールでした。

これらをあなたに合った形で
組み合わせていくとよいですね。

そのためにも、もしマーケティングを
学んだことがない人は、一度体系的に
学ぶことをお勧めします。

いくら能力があっても、お客様が
来なければ、あなたの能力を
発揮できる場がないわけですから。

FPの6分野の知識と同じくらい
大切な知識ですよ。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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