つくばのカフェより
執筆者:石塚駿平
昆さんが最近、相談事例についての記事を書いてくれていますね。
相談事例を作るというのは、
『大きな効果があるのに、ほとんどの人がやらない』
というタイプのものです。
なので、愚直に取り組めば大きな成果が期待できます。
顧客事例を使うことで集客の数が2倍になったり、高額サービスへのクロージングの成約率が明らかに上がったりなど、こういったことはよく耳にする話です。
なので、ぜひ昆さんが書いてくれた内容を参考にして実行してもらえればと思うのですが、今回はさらに補足として相談事例の持っているさらなる可能性についてお伝えしたいと思います。
セミナー集客にも使える
相談事例の王道な活用方法というのは、ホームページに掲載することです。
これを行うことで信頼性をアップさせ、売り込みにならない形でサービスの良さを上手くアピールすることができます。
ただ、それ以外にも活用方法があり、例えばセミナー集客にも使うことができます。
まず、得られた成果を全面に出し、その成果が出た経緯を事例にします。
そして、その核となるノウハウや知識をセミナーで公開します、という流れを作るのです。
これは、特にウェブページでのセミナー集客に使えそうですね。
例えば、マイホームの購入に大満足したという事例を出し、その秘訣をセミナーで公開します、という形もできますし・・・
相続とのトラブルが回避できたという事例を出し、その秘訣をセミナーで公開します、という形もできます。
相談事例を元にすれば、セミナーの案内文を一生懸命作らなくても、売り込みっぽくない効果的なセミナー案内ページを作ることが可能です。
クロージングにも使える
また、クロージングの時にも相談事例を活用することができます。
特に高額なサービスだったり顧問契約には有効ですね。
一通りサービスの案内をした後で、相談事例をまとめた冊子のようなものを手渡し、
「既にサービスを受けたお客さまの事例が載っていますので、参考にしてくださいね」
と一言を添えて検討材料にしてもらう。
これがあるかどうかで、クロージングの成約率は確実に上がります。
特に高額のサービスの場合、成約率が10%上がるだけでも大きな効果があるので、もしやっていないのであればぜひ検討すべき方法です。
相談事例があれば、デザイナーにお願いすれば見栄えの良いものを作ってくれるはずです。
動画にもできる
これはハードルが少し高いかもしれませんが、慣れてきたら相談事例のインタビューを動画で撮影させてもらい、それをホームページに掲載するという方法も有効です。
文字ベースでももちろん良いですが、動画にするとさらに多くの情報量が伝わりますし、臨場感もあるのでさらに効果的になります。
相談事例のインタビュー時にカメラを設置して撮影を行い、それを編集してインタビュー動画にする。
Youtube向けの編集需要が大きくなった今は、テロップを入れたり、画面を切り替えたりする編集を結構安く依頼することができるので、そういったプロの手を借りれば動画を素人が撮ってもそこそこなものにしてくれます。
慣れが必要ですが、こういった形で動画を出すことができたら、さらに高い効果を出すことができるはずです。
ほとんどの人がやらないから成果が出る
以上、相談事例の使い方の補足をしてみました。
誰でもできるのにも関わらず、ほとんどの人がやらない相談事例の活用。
しっかりと取り組むことができれば、成果が出るのは間違いありません。
ぜひ、今回の内容や昆さんの記事を参考にして相談事例の作成に取り組んでみてください。
P.S.
少し古い本ですが『見せるだけで売れてしまう「事例広告」の方法』という本は参考になりますよ。