マーケティングの理想像

昆知宏

突然ですが、

あなたは『横山だいすけ』さんを
知っていますか?

え?誰それ?
有名なFPの先生?

???

このようになる人のほうが、
おそらく多いと思います。

私も2年前までは存在すら
知らなかった人です。

ところが今から1年半前から、
約1年間の間、

私は週5で横山さんと、
会うことになりました。

来る日も毎日、毎日、横山さんです。

しかも私と同じように、
ある条件に該当する人たちは、

みんな横山さんと週5で
会っていました。

週5はかなりの密度ですので、
親近感がかなり湧いてきます。

こんな人が全国各地にいるのです。

知っている人は知っている

横山だいすけさんは、
今年の4月までNHKに出ていた
歌のお兄さんです。

4月から新しい歌のお兄さんが
変わったので、

横山さんは最近民放にも、
テレビ出演するようになりました。

私は子どもが生まれてから
週5で歌のお兄さんを、
テレビで見ていましたし、

子どもを持つまわりの親たちに
聞いてもだいすけお兄さんを
知らない人はいません。

しかし、みんな子どもが生まれる前は
全く知らない人だった。

これはとっても不思議なことですよね。

知らない人は全く知らないのですが、
知ってる人はものすごく知っている。

ここにマーケティングの答えがあります。

みんなに知られなくても良い

横山さんは子を持つママに絶大な
人気があります。

そうではない人には、
存在すら知られていない。

これはあなたにも応用できることです。

例えば、

あなたがFPとして独立したとします。

この時あなたのマーケット全体に、
あなたの存在を周知することは、
困難を極めます。

できたとしても、
莫大な広告費が必要でしょう。

あなたへ興味関心のない人に、
あなたの存在を知ってもらっても
売り上げにもなりません。

なので単に周知を広めるための
広告費投下は効率の悪い投資になります。

一方で子を持つ親が
楽しく明るい歌を聞きたいという
ニーズのように、

これから家を買いたいとか、
相続で悩んでいる
保険を見直したい

といった限定的なニーズをもった
顧客にあなたの存在をしってもらう
ことができれば、

あなたのビジネスを大きく
加速されることができます。

つまり、

知らない人は全く知らなくてもOK、
知ってる人はものすごく知っている
状態を作るために頭とお金を使うのです。

シンプルイズベスト

知っている人はものすごく
知っている状態を作るには、

得意分野を明確に打ち出すことが
最短の方法です。

FPでは、

「ライフプラン」「不動産」
「相続」「金融商品」

などいろんな分野がありますが、
何かひとつの専門分野を持って
広告宣伝していくと、
費用対効果が良くなります。

あれもできます!
これもできます!

というのは強みのように見えますが、

相談者からすると、
中途半端に映ることもあり、

得意分野の絞り込みは
問い合わせ率を向上させます。

例えば、

あなたが”慢性的な咳”で悩んでいる場合、

単なる内科よりも、

呼吸器内科に行きたいでしょうし、

その呼吸器内科の中でも、
診察方法や料金や実績がより
具体的であったほうが

お客さんからは支持されるでしょう。

FPの場合も同じです。

あなたの得意分野、情熱を持てる
分野を絞り出して、

明確なメッセ―ジでアピールをし、
地域でまず一番に名前が浮かび上がる。

この状態を作りだせたら、
集客で困ることはもうありません。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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