オンライン面談って正直どうでした?

昆知宏

緊急事態宣言、蔓延防止の解除。

10月よりいよいよ元の生活に”一旦”戻りそうですね。

旅行の都道府県民割引も始まり世間がかなり緩和ムードが確実な情勢になってきました。

秋の行楽のシーズンも重なり各地で大きな賑わいが起こりそうです。

私はコロナの第1波からもう1年半以上東京へ行っていないのですが、こういうニュースが出るとそろそろいいかもと思うところがあるので、世間的に一斉に人々が動き出すのはほぼ確実と言えます。

もちろんビジネスにおいてはこういったムードは追い風にほかならないでしょう。

今まではオンライン主体であったものが、便利な物だけ引き続きオンラインで残り、そうではないものは対面への回帰が一気に進んでいきます。

そこでここまでを一旦振り返って、あなたにとって正直オンラインってどうでしたか?

私はオンラインは苦手だった

このご時世ですから新規の面談をオンラインでやりもしましたが、私はやはりどうもオンラインはダメです。

直接会って話をしないと、相手のこともよく分からないし、こっちのことも上手く伝えられない。

リアルだと気にならない”間”がオンラインだと気になる、逆に対面だと”間”を有効的に使うことができる。

こんな感じです。

リアルだと相手は頷いたり、どんな反応をしているか分かるのですが、オンラインだと相手の反応が薄くよく分からない。

相談業務というのがFPの仕事だとすると、問題が明確にあってそれをただ解決するだけならオンラインでもいいのですが、問題の本質を探る、距離を縮めてより深い悩みを聞きだすというのは本当にオンラインでは難しかったです。

特に冗談というか、ちょっとウケ狙いの話をするときほど危険なものはなく、相手の反応が薄いのでスベるくらいなら無難に相談をまとめた方が良いかなとなりとにかくつまらなかったです。

というかもう、途中から諦めました。

私には向いていない。

時代に合っていない?

そうかもしれませんが、信頼関係が構築できていない段階でのオンライン相談は私には必要かなったというのがこの1年半の答えです。

今後のオンラインとの向き合い方

オンラインをうまく使いこなした方もたくさんいると思います。

それは素晴らしいことです。

まず私が言いたいのは、向いている人、いない人が明確に分かれたなという印象。

向いていない人は時代に追い付いていないとか落ち込む必要ななく、それはそれで全然いいと思いますよ。

というのも、こういう話をすると私たちのほうばかりがフォーカスされますが、そもそも相談者さんの立場に立ってもオンラインが好きな人と嫌いな人が明確に分かれているんですよね。

類は友を呼ぶということではありませんが、お互いにとって楽なスタイルが結び合って問い合わせへと結びつくわけですからやはり自分のやりやすい好きなスタイルでやっていくべきです。

そういう意味では、またいつどうなるかは分からないものの、緊急事態宣言、蔓延防止の解除はオフライン派には間違いなく追い風でしょう。

今まで以上に体調が悪い時は皆外に出なくなりましたし、感染防止対策は引き続き高いレベルで実施されるとなれば、普通の風邪もうつるリスクもかなり低くなっているので体調管理もしやすくなります。

私はこの恩恵はかなりでかいと思っています。

結果的にこの1年半、熱を出して休んだことなんてなかったです。

よい方向に向かうといいですね

制限解除で私が楽しみにしているのは、やはり皆さんと会えること。

以前は事あるごとにFPライズの企画したセミナーには東京まで行って参加してFPさんと交流するのが楽しみでした。

セミナーこそオンラインに最も代替えが適しているとも思うので、対面のセミナーを再開するかは分かりませんがやっぱり私は古い人間なのか、直接会うのが好きですね。

そうではないと人柄とか雰囲気とかが全く分からないし、交流が促進しないと思うのです。

特に地方で活動しているFPにとっては東京へ行くだけで刺激になるし、同じFPとはいえ地域によって全くビジネスモデルが異なるので何かを知れただけでも自分の未来を大きく変える可能性を秘めています。

最近はこういった刺激が全くなくて、本当に自分の仕事に集中してコツコツコツコツ日々精進、鍛錬、修行僧みたいにやっていました。

こういうのは、いつまでも続きませんよね。

FPの人って利益を追い求めるよりは利他的で世の中を良くしていきたいという人がこれまでであってきた人の中では多かったので、またみんなでワイワイ語り合いたいものです。

そういう企画が実現出来たらぜひお会いしましょう。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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