この前、大阪に言った時に
FPフレンズの宮田さんにお会いしてきました。
大阪でFP向けの独立開業講座をやっているので、
知っている方も多いかもしれませんね。
成功しているFP事務所というだけあって、
学べることが多くありました。
やはり、FPビジネスのやり方は
色々な形がありますね。
お話をする中で出てきた考え方や
ビジネスの発想法は本当にたくさん
あってお伝えしきれないくらいなのですが・・・
その中でも、特に面白いと思った考え方を
1つ紹介したいと思います。
“主”と”従”の考え方
“保険”というものを考えたときに、
宮田さんはこのような発想をしたそうです。
概要をまとめると・・・
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保険とは、”主”と”従”の関係で言うと、
“従”の関係にあたる。
保険に関わるのは
・就職
・結婚
・出産
・住宅
・転職
・退職
などのイベントがある。
保険はこれらのイベントが起きた時に、
付随して必要性が出てくる。
逆に、保険に入りたいから結婚をするとか、
住宅を買うとかはありえない。
なので、保険の契約を取りたいと思ったら、
自分が“主”の側に回った方が効率的。
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こんな感じです。
このような考え方をすることが、
FPとして事業を行う上で大切だと言います。
また、この発想を応用することで
生まれたビジネスの1つとして・・・
経営コンサルティング+FP
という形があるそうです。
どういうものかというと、
事業が利益を出すと節税の必要性が出てくる
↓
そこに保険を活用するチャンスが生まれる
↓
なら、自分で事業が利益を出せる様に
手助けをしてあげればいい
という考え方で、個人事業主や
法人に対して経営コンサルティングを
行うというものです。
なかなかハードルが高いと
思われるかもしれませんが、、、
お金には”支出”と”収入”の
2つの側面があることを考えると、
FPとして自然なのかもしれませんね。
“収入”をサポートできる能力があれば、
FPはもっともっと活躍できそうです。
ただ、ここ言いたいのは、、
『経営コンサルティングが
出来るようになれ!』
ということではありません。
“主”と”従”の関係を理解して、
それを自分のFPビジネスに活かせないか?
ということです。
これは、非常に応用の効く考え方です。
わかり易くする為に、
もうちょっと例を出してみましょう。
ブライダル+FP
ブライダルビジネスと
FPという可能性もありますね。
結婚をしたら、保険も入りますし、
将来家を買う可能性も高いでしょう。
なので、”主”であるブライダルビジネス側に
回れば、保険や住宅購入に関わる事が可能です。
例えば、
・ウェディングプランナーの機能を持つ
・結婚契約書の作成サービスを行う
・結婚式場主催のセミナーで講師をする
このようなであれば、
“従”である保険などの提案ができます。
家計の見直し+資産運用
次に、ちょっと考えを広げて資産運用の例を挙げましょう。
資産運用になじみのない日本人にとっては、
『月々○万円を積み立て投資しましょう!』
といきなり言われても、
実行できる人はほとんどいませんよね。
しかし、
『家計の負担を無理なく1万円減らせたなら、
その分を投資に回して資産形成を考えませんか?』
という提案ならば、
受け入れてくれる人は多くなります。
"お金を出す”という痛みを
感じずに済みますからね。
この場合、"家計の負担の軽減”
というのが”主”になり、
“資産運用”が”従"になります。
普通の人はそう思っていないですが、
教えてあげればそうなります。
なので、資産運用のサポートを行いたいなら、
家計の見直しから入るというのも手です。
また、"相手の収入を増やす"という
アプローチでも代替できますね。
あなたのビジネスの”主”は何か?
もし、あなたのビジネスが”従”に
あたるなら・・・
・”主”は何か?
・どうやったら”主”と関われるか?
(あるいは、自分が”主"になれないか?)
考えてみてはいかがでしょう。
一度、じっくりと考えみる価値の
あるテーマだと思います。