3ヶ月に1回訪問している、
札幌に行ってきました。
異業種交流会を開催するためです。
カフェのようなおしゃれな
レンタルスペースを
貸し切りにして、
食べ物を持込みで開催をしました。
北海道にて異業種交流会を開催
したのは、12月に続いて
2回目でしたが、
東京の人と北海道の人がつながることで、
新しいビジネスがどんどん発生し、
とてもワクワクしました。
東京からの参加者の1人は、
訪問2回目にして、札幌に支店を
作ることが決まったりもしましたよ。
さて、、、
この異業種交流会自体はとても
ワクワクしたのですが、
先ほど、帰りの新千歳空港で、
とても悲しいことがありました。
実は、、、
ある味噌ラーメン屋の話
私は大学時代を、札幌で過ごしました。
その際、北海道の美味しいものや
広大で優雅な自然・温かい人に触れ、
北海道のことが大好きになったのですが、
その当時、食べて感激した
ある味噌ラーメン屋があります。
今回、そのラーメン屋が空港に
支店を出しているのを見つけたので、
食べて帰ることにしました。
とても楽しみにして食べ始めた
のですが、残念なことに、
当時と比較して、味が大きく
落ちてしまっていました。
「自分の味覚が変わっただけかな?」
とも思って、思わずインターネットで
口コミを調べてしまいましたが、
やっぱり同じように感じている人が
たくさんいました。
とても残念でした。
規模の拡大がもたらした弊害
このラーメン屋は私が大学時代に
ちょうど新規開店したお店で
当時から大人気。
店舗は1つしかなく、席も6席程度
しかないので、たいてい行列でした。
店主が1杯1杯丁寧に作っていた
ことを記憶しています。
でも、今は店舗も増え、お土産用の
ラーメンも出すようになりました。
結果として、味は確実に当時とは
変わってしまったのです。
「規模拡大の弊害に陥ったんだな」
と思わざるを得ませんでした。
どんな業界でも、規模を拡大し、
「量」を提供しようとすると、
それに伴って、規模拡大による
弊害に陥ることがあります。
その代表的なものは
「サービスの質の低下」
です。
このラーメン屋の場合は、
味の質の低下ですね。
なぜサービスの質が下がるのか
FP業界や金融業界も
例外ではありません。
規模が一定以上になると、
どうしてもサービスの質が
低下する傾向があります。
理由としては、
・従業員の教育がうまくいかない
・ノウハウの体系化が不十分
・お客様以上に従業員を優先しすぎている
などがありますが、
最大の理由は、
「体系化や教育が難しく、
収益に直結しにくい部分」
については、規模の拡大に
よって切り捨てられるためだと
私は考えています。
つまり、体系化や教育がしにくい
“お客様ごとのオーダーメイド対応の部分”
については、切り捨てられる傾向が
高いのです。
結果、ほとんどの場合、規模が
大きくなればなるほど、
サービスの質の低下が
少しずつ進んでいきます。
勝てる部分で勝負をする
小規模な組織や個人は
ここに勝機があります。
この記事を読んでくださっている
多くの方は、
「小規模に独立をしている方」
あるいは
「これから小規模な独立をする予定の方」
だと思います。
そんなあなたは、
「大手や大きな事務所には頑張っても勝てない」
と思い、自信を失うこともあると思います。
私自身は今でも、時々そう思ってしまいます。
しかし、実際はそうではありません。
「小さい規模でなければできないこと」
「小さいからこそできること」
が必ずあるからです。
“お客様ごとのオーダーメイド対応”
などですね。
なので、、、
お客様1人1人を大切にし、
日々の業務に丁寧にあたってください。
そうすれば、大手にはできない
ことが必ず見えてきます。
結果、お客様に選ばれ続ける
状態を作ることができるはずです。