つくばの自宅より
執筆者:石塚駿平
ビジネスをしていると、営業メールがたくさん届きますよね。
ホームページのフォームからも届きます。
そして、そのほとんどはゴミみたいなものです。
明らかに数撃ちゃ当たるの精神で大量にメールを送っていて、役立ちそうなものはありません。
僕も、ほぼ100%の確率で営業メールはすぐにアーカイブします。
でも・・・
この前、心を惹かれる面白い営業メールが一通届いたんですよね。
光る1通のメール
それは、どのようなものかというとウェブ広告の運用会社のものでした。
普通、ウェブ広告の営業メールというと、
「うちはこんな成果を出しています。打ち合わせしませんか?」
みたいなものが多いのですが、そこは違いました。
どう違うかというと、まず最初にFPライズの広告を見て連絡をしたということが書かれていました。
この入りがあることで、大量送信ではなく、ちゃんと相手を見て送っているのがわかります。
そして、その後に続く文章が面白かったので、そのまま記載しますね。
そのメールに書かれていた内容
Metaにて貴社広告を偶然お見かけし、まだあまり活用なさっていない動画広告を使えば、
さらに成果を上げられそうでしたのでご連絡させていただきました。
現在、弊社ではMeta広告で動画を活用し、大きな成果を上げることが出来ております。(多数の企業様で効果実証済みです)
また、動画をYouTube広告でも配信することで、場合によっては、Meta広告以上の成果が出る事例もあります。
弊社の動画広告ノウハウで貴社のお力になれると思いましたので、誠に勝手ながら【貴社専用の広告用動画】を制作させていただきました。
■石塚様 専用 広告動画は下記からご覧いただけます
→(動画のURL)
一度、上記のような動画広告をお試しいただくことをご提案できればと思いますが、いかがでしょうか?
普通は受注後にやる作業を先にやってきた
以上がメールの内容です。
(動画のURL)と記載した所には実際に動画のURLがあって、クリックすると20秒くらいの動画で、FPライズの広告の内容を動画にし、ナレーションも付けたものが入っていました。
AIを使って簡単に生成されたものだとわかったのですが、
『自分の会社の広告を見てくれて、実際にパーソナライズされた動画まで作ってくれた』
というのは今まで経験したことがなかったので、とても印象に残りました。
ウェブ広告の運用は、ある程度コントロールを握っておきたいのでこの会社に任せる所まではいかないのですが、検討に値するものでした。
また、このパーソナライズされた動画の後に、
「弊社実例としまして、画像広告と動画広告では下記の数値変化がございました。」
という形で、実績紹介があったのですが、ここでも良い数字が出ていたのでそれもプラス材料です。
一歩踏み込むと、印象が劇的に変わる
この営業メールから学ぶことは多くありますが、一番の学びは
『一歩踏み込んだ提案ができれば、魅力を感じてもらえる』
ということです。
今回のケースでは、FPライズの出している広告を元に動画生成までしてくれた上で、
「こんな感じの動画を使って広告の改善ができますよ」
という提案でした。
普通だったら受注した後にやる作業を先にやってくれたのです。
これによって、依頼した後のイメージができますし、丁寧に対応をしてくれそうな印象も受けました。
無料と有料の線引をずらす発想
普通、無料と有料の間には線引があって、
『ここまでは無料です。ここから先は有料になるので、お金を払ってくれたら提供します。』
というのが一般的ですよね。
私たちはこれに慣れているので、この通りにやってしまいがちなのですが、別にこのやり方に従う必要はありません。
本来であれば、有料で提供する部分を一部切り出して先に提供することで、
『あ、お金を払ったらこんなことをしてくれるんだ』
ということを明確にイメージしてもらえますし、価値を先に実感してもらうことができます。
その結果、明確な線引をするよりも成約率が高まる可能性が出てきます。
それに、
『ここまでやってくれたんだったら、お金を払ってあげたいな』
という、返報性の法則も働きますしね。
あなたのサービスへの応用
どうでしょうか?
もしかしたら、あなたの提案しているサービスでも、
『無料と有料の線引を明確にする』
というアプローチではなくて、その線引を少しずらして
『先に価値を実感してもらう為に有料部分のサービスを提供する』
というアプローチにすることで、今まで顧客にならなかった人が顧客になるかもしれません。
あるいは、高額なサービスでも申し込んでくれる可能性が高まるかもしれません。
特に今はAIを活用することによって、手間なくできる部分も増えてきているので、ぜひ検討してみてくださいね。