高額サービスの申込率を高める方法

石塚駿平

3週間前、テニスをやっていた時のことです。

相手が打ったボールに反応をしようとして左方向に動いたら、

「ゴキッ」

と、嫌な音が体を通して聞こえました。

これをやった瞬間、

「ああ、やってしまった。。これはもうダメだ・・・」

と即座にわかりました。

何が起こったのかというと・・・

左足首を捻挫・・・

左足首を強く捻ってしまったのです。

案の定、そこから全く動けなくなり、、、

足首は2倍くらいに腫れ上がってしまいました。

完璧に捻挫です。

実は、高校生の時に同じことをやったことがあるんですよね・・・。

なので、自分の体に何が起こったのかはすぐにわかりました。

自力では歩けなかったので、周りの人に助けられながら応急処置をして、なんとか車で病院に行くことができました。

捻挫をしてしまった理由

捻挫をしてしまった理由の一つとして自覚をしていたのは、

「自分の足に合ったシューズがない」

というものでした。

僕は身長は高いのですがなぜか足は26.5cmで、足幅が狭くなっています。

それに対して一般的に売られているテニスシューズは『幅広』を売りにしていて、どうも自分に合っている気がしていませんでした。

なので、信頼できそうな人に相談をしようと思っていたのですが・・・

その前に、捻挫をやってしまったのです。

シューズの専門家を探す

こうなってしまったからには、ちゃんと行動をしよう!

と思って、ネットで頑張ってテニスシューズに詳しそうなテニスショップを見つけました。

場所は千葉県の船橋で、家から1時間半くらいかかりますが行くことにしたのです。

行ってみての印象ですが、、、

そこを選んで大正解でした!

そのテニスショップの店長はシューズの本物のスペシャリストで、遠方から新幹線や飛行機でお客さんが来たり、海外の有名テニス選手や、テニス以外のプロアスリートにアドバイスをするような人だったのです。

その人が僕に合ったテニスシューズを選んでくれたので、それを即購入しました。

色々選んだり試すこともなく、足を一回入れて終わりです。

今までで一番早い靴選びだったと思います。

さらに、それだけではありません。

靴と合わせて、ある高価な買い物をすることになりました。

高額なインソールを購入

それは何かというと、インソールです。

その価格はなんと5万5千円。

靴の値段が1万5千円だったので、インソールの方が断然高いですね。

足のデータをアメリカに送って作るカスタムソールで、自分の足に合ったものが作れるそうです。

ただ、それでも値段としては高いと思います。

何なら、それでテニスシューズが5足は買えますからね。。

それでも即決で買おうと思った理由を、今からお伝えしたいと思います。

これは、FPが顧客に提案をする時にも使えるものなので、

「自分の場合はどう使えるだろう?」

という目線で見てみてくださいね。

専門性

まずは、専門性ですね。

なんで自分に合っていない靴を履くと捻挫するのか?

靴の中で人間の足がどう動くべきなのか?

理想的な動きをする為にはどのような調整をすればいいのか?

ということを、細かく教えてくれました。

ここまで専門性を持ったテニスシューズの売り手は他に見たことありません。

権威性

上でもお伝えしましたが、テニスのプロ選手や、他スポーツのトップアスリートもお店に来るようです。

そういった権威性というのは、直接的に信頼性に繋がりました。

効果を実感できる体験

自分に合ったインソールを使っている状態と、使っていない状態でどのように体が変わるかの実験をしてもらいました。

腕を頭の上で組み、それを下に降ろそうと力を加えてくるのですが・・・

自分に合ったインソールがない状態だと、全然抵抗できずに腕が下がってしまいます。

一方で、自分に合ったインソールがある状態だと、腕に下に降ろそうとされてもビクともしません。

インソールが合っていると、体の使い方が変わり、本来の力を発揮できるようになるという体験をすることができました。

言葉で説明をしてもわかりにくいですが、実際に体験をした時のインパクトは大きかったです。

コストパフォーマンス

5万5千円と聞くと高く感じますが、5年は持つそうです。

さらに、1つあれば他のシューズにも入れることができます。

さらに、新しいシューズを買っても、同じインソールを使えます。

そう考えると、悪くはない投資だと感じました。

解決できる問題

捻挫をしてしまったのが今回テニスシューズとインソールを買った理由です。

その問題に対して適切なアプローチができ、これからも捻挫を予防できる効果があることを教えてもらいました。

一回捻挫をすると数週間休まなければいけないので、それを予防できるのなら非常に良いですよね。

期待できる効果

さらに、適切なインソールを使うことでパフォーマンスが向上するというのも理由の1つです。

体の使い方が適切なものになるので、ボールが速くなったり、ボールに追いつくスピードが上がるというのは魅力的でした。

また、腰痛や膝の痛みなどの防止にも繋がるということも教えてもらい、

「それなら絶対にあったほうがいいな」

と感じました。

複数の買う理由が積み重なった結果

以上、このような要素が積み重なったことで、

『5万5千円のインソール』

を買うことを即決しました。

人がものを買う時は、1つの理由だけではなく、、、

このようにいくつかの要素が組み合わさることで決定をする場合は多いです。

なので、買う理由は多ければ多いほどいいんですよね。

それができれば、高額なサービスであっても購入意欲が高くなり、即決で申し込みをしたくなるものです。

自分の場合は、どうやって買う理由を増やすことができるのか?

ぜひ、考えてみてください。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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