つくばのカフェより
執筆者:石塚駿平
コロナ禍もだいぶ落ち着いてきましたね。
海外に行っても帰国時の規制がなくなり、外に出ることを躊躇する人も少なくなったと感じます。
FPライズでも長らく開催していなかったリアルでのセミナーも、少しずつ再開して行っています。
現在は、法人顧問FP育成プロジェクトのプレセミナーの案内を行っていますが、このプレセミナーではリアルとZoomの日程を半々にして募集を開始しました。
「リアルとZoomが半々だった場合、どういう申込みの入り方になるのかな?」
という疑問の答えになると思ったのですが、その結果はというと・・・
申込みが圧倒的に早かったのは・・・
Zoomの方が、明らかに速いスピードでお申し込みが入ってきました。
速さで言うと、3倍くらい違うスピードです。
この結果を見た時に、僕は時代の変化をひしひしと肌で感じました。
例えば5年前だったら、こんな結果にはならなかったでしょう。
リアル開催の方が圧倒的に人気だったんじゃないかと思います。
しかし、コロナ禍が世界を襲い、オンライン化が急速なスピードで進みました。
その結果、コロナ禍をそこまで意識しなくてもよくなってきた今でも、オンラインでの開催を好む人が増えているのだと実感します。
オンラインの文化は定着した
もちろん、全てが全てオンラインの方がいいという訳ではありません。
最近は東京で人に会う機会も増えてきましたが、
「やっぱりリアルで人に会うっていいな〜」
と強く感じています。
やっぱり、オンラインだけでは伝わらない空気感というか、一緒の空間にいるという繋がりとか、そういったものって存在していますよね。
オンラインでは出てこないけど、リアルで会ったら出てくる話というのもたくさんあるはずです。
きっと、多くの人が僕と同じような体験をしていると思うので、
オンライン→リアル
の揺り戻しは多少あるのでしょうが、それでもオンラインで何かをやるというのは文化として完全に定着をすることは間違いないでしょう。
リアルに必要性が求められる時代
こうなった時に、僕が感じてるのは、
『リアルで何かをやる時は、それをリアルでやる必要性が求められる時代になった』
ということです。
オンラインでリアルと同じことができるのであれば、移動をしなくて済むオンラインの方がいいですよね。
だからこそ、リアルで何かをやるのであれば、
『なんでそれをリアルでやるのか?』
という理由がなければ人は納得感を感じない、という方向性に向かっていると思うのです。
リアルとオンラインの棲み分けが進んだ
その方向に世の中が向かっていると考えると、事業主としては上手くリアルとオンラインを組み合わせるということを考えなければいけないと思います。
例えば、懇親会や人と人の交流にはリアルが向きますよね。オンラインでできなくもないですが、やはりリアルの方に分があると思います。
一方で、知識の伝達というのはオンラインでもリアルでも同じようなクオリティで行うことができます。ということは、今の時代を考えるとオンラインの方に分があるでしょう。
このように、何をするのかによってリアルの方がいいのか、オンラインの方がいいのかが分かれるようになってきました。
このことを理解して、リアルとオンラインを上手く組み合わせて事業を展開していくということが、これからの時代には求められるように感じます。
時代に合わせたFPサービスの提供方法
FPのサービスを考えてみると、今までは全てリアルで行ってきたものが、オンラインでも行われるようになりました。
一番わかりやすい変化というのは、今までリアルで行ってきた面談をオンラインで行うようになったという変化でしょう。
しかし、オンラインで何かを行うという文化が定着した今、それ以上のことを考えることができるんじゃないか?と思います。
例えば、知識伝達の部分をオンライン化して、事前に家で学んでもらう。そして、その知識を元に面談や作業(例えばライフプラン作成など)をリアルで行う。
セミナーを録画しオンラインで見られるようにして、面談までの動線を自動化する。そして、面談をリアルで行う。
このように、オンラインとリアルの特性を理解し、自分のFPサービスの特性や、自分自身の好み、考え方を考慮して上手く組み合わせを作っていく。
これができるようになれば、業務を効率化したり、FPビジネスをもっと伸ばしたり、働く場所や時間の制約をなくしたりなど、色々なことができるようになります。
今の時代には、その土壌ができていると個人的には感じます。
コロナによって、時代は変わりました。
その変化をプラスに捉えて、より良い働き方ができるように一緒にこれから頑張っていきましょう。