FPにとって、自分をブランディングできるか
どうかは成功のカギになります。
しかし、「ブランドなんてそんなに簡単にできないよ」
「何年もやってはじめて付いてくるものでしょ」
という印象を持っている人も多いはずです。
確かに、ブランディングというのは少しずつ
培っていくようなイメージがありますが・・・
その特性を分かっていれば、
驚くほど短期間で作ることも実は可能なのです。
一般的なブランディング像
ブランディングというと、例えば
「住宅ローン借り換え専門のFP」
「保険販売数日本一のFP」
「○○県で唯一の■■専門FP」
このようなポジショニングを決めて、
その方向性をブラさずに活動を続けていき・・・
"その分野ならこの人"と
思われるようにし、選ばれる存在になる
っていうのが一般的なものですね。
もちろん、この方法は王道であり、
歩むべき道だと思います。
ただ、今回はこの王道とはちょっと違う
方法をお伝えしたいと思います。
相手にする数の大きさを考える
上で挙げたようなブランディングの方法は、
通常、確立をする為に時間がかかります。
「自分は住宅ローン借り換え専門のFPです!」
っていった途端に仕事が雪崩のように
舞い込んでくるなんてことはありません。。
なぜなら、この方法は「不特定多数」
を相手にしているからです。
対象になる人の数は多く、属性も様々です。
だから、浸透するまでに時間がかかるのです。
ということは、逆に・・・
・対象となる人が少なく
・対象となる人の属性が共通していたら
ブランドが浸透するのは早くなります。
この原理に気付く事ができれば、
短期間でブランドを築き上げるのは
そんなに難しいことではありません。
短期間でブランドを構築した例
この方法で短期間でブランドを作り、
成功した例としてわかりやすいのは、
「自衛隊向けの保険の専門家」
などですね。
この場合、
・対象となる人が少ない
・自衛隊という共通の属性がある
という特徴があります。
こういう条件が揃うと、そのグループの
中でのブランディングは非常に簡単です。
保険の専門家だけだと対象となる相手が多く、
ブランドを確立するのは難しいですが・・・
保険の専門家x自衛隊向け
という風に組み合わせるだけで、
ブランドを確立するのは一気に簡単になります。
自衛隊の方の中で、”保険の専門家といえばあの人”
という認識を簡単に生み出すことができます。
さらに、その中で良い評判が立てば、
口コミで広がることも多いです。
実際、1つの駐屯地で引っ張りだこになり、
そこだけで手一杯、という方もいらっしゃるようです。
ターゲティングの工夫次第
つまり、ターゲティングをどうするかによって、
ブランドというのは一気に作る事も可能だってことです。
相手にする人が少なく、共通の属性を持っている所に
入っていけば苦労せずに強いブランドを作れます。
これは、簡単なのにも関わらず非常にパワフルな方法です。
別に、1つのグループや団体にこだわらなくても
いいので"決めたら戻れない"ということもありません・・・
それに、この団体に中に入ったら独壇場!
っていう可能性がある所は結構あるもんです。
ヒントは自分の周りにある
こういった発想をする時に大事なのは、
自分のお客さんをよく見る事です。
既に相談に来てくれたお客さんで、
この人と同じような人がいればいいのにな〜
と感じることがあれば、、、
そのお客さんがどのようなグループに属しているのか?
似たような属性の人にアプローチができないかどうか?
ということを探ってみて下さい。
そして、もしそこに可能性があるのなら、
その人たちのグループに入り込めないかを考えましょう。
そうすれば、そのグループの中でブランドを確立し、
お客さんを簡単に集められるようになるかもしれません。