結果の出る泥臭い営業

昆知宏

泥臭い営業。

うーん、なんだか魅力を感じない
ワードですよね。

あなたはこういった営業を
したことはありますか?

私がいままで一番辛かったのは、
町工場に飛び込み営業を掛けて
いた時の仕事です。

トラスコ中山っていう会社の
図鑑みたいなカタログをもって

「この中からなんか買ってください。」

と無謀に思えるやり方で
ドリルとかワイヤーとかを
売っていました。

結果はまあ想像な通り、
罵声を浴びせられたり
ゴミのような扱いをさせたり

散々なわけですがそれでも
売れる時は売れました。

思い返せば買ってくれた人は
なんていい人なんだ
と思うわけですが、
(今からでもお礼に行きたいくらい)

こんな営業をしていたら、
いつまで経っても成功することは
無理でしょう。

今日お伝えしたいのは、

「結果が出る泥臭い営業です。」

手紙を書く※印刷禁止

私がFPになってすぐに
行っていたことは正直、
どれも泥臭いことでした。

開業したことを一人でも
多くの人に知ってほしかったので

まずお付き合いのあった人に
直筆で手紙を書きました。

便箋1枚とかそんな感じではなく、
便箋4枚くらいにびっしりと
想いを書きました。

正直中にはウザったいと
思った人もいたと思います。

全部で30通くらい書いたのですが
※1通書くのに1時間くらい

その中で返事を頂けたのは、
3組くらいでした。

しかしその結果から相談に
繋がり仕事にもなりました。

本当にありがたかったです。

今日その時に返事をくれた人に
数年ぶりに会いに行ったのですが
また仕事を頂いてしまいました。

想いは何度でも伝わる。
しかし伝えなかれば絶対に伝わらない。

ホームページをオープンしただけで
問い合わせが来ると思っている人を
よく見かけますが、

それは大きな間違いで、
ひとつひとつの地道なコンタクトが
次へ次へと繋がっていくのです。

投稿をシェアしてもらう

次に当初やって成果があったのは、
Facebookに投稿したセミナ―告知を

友人知人にお願いしてシェアして
もらったことです。

お金をかけてFacebook広告を
するのもいいのですが、

最初のうちは友人知人に直接
シェアしてもらったほうが
当然効果はあります。

どことも知らない誰かが、
よく分からないセミナーを
しているというより、

〇〇の知人の〇〇って人が、
セミナーをやっていておすすめ
らしいよとなったほうが
当然来場者は増えるわけです。

正直お願いするのは気が引けるし
そう何度も何度もお願い
できないのですが、

開業当初はみんな

「あいつ大丈夫かな!?」
って心配してくれるので、

甘えることも大事と私は思いました。

当初はセミナーに人を集めるのが
大変ですが

一度でも成功事例ができると
人が入っている風景を使い
次回以降の告知にも進めますし
自分自身の自信にもなります。

こうやって小さな種火から、
大きな火を起こしていきます。

稼ぎをため込まない

こうやって活動の火が
起きてきたら次なる一手に
一気に行くのが得策です。

それはここまでの収益を全額
広告費に投入するという方法です。

方法はいろいろあります。

私は地元企業のスポンサーになり
大々的にイベントをしかけました。

同時にSNS広告にも
目いっぱいのお金を振り分けました。

せっかく起こした火を
一気に炊き上げ存在を示し
狼煙を上げたかったからです。

振り返ればこれが完全に
ターニングポイントになりました。

独立して自分の事業を起こし、
世に存在を示すこと。

これは簡単なようで、
簡単にできることではありません。

そして初めはお金もありません。

じゃあそうすればいいのか!?
は今日お話しした3ステップが
おすすめです。

正直に誰かにお願いをして
想いを伝えて、

そしてそれを他の誰かに
伝えてもらえるくらいの熱意を込め

お客さんに出会えるようになったら
最高の仕事をして対価を得て

その対価を次なるステップへ
投資していく。

大なり小なり事業が継続すると
いうのはこの繰り返しだと
思うのです。

ウザいと思われたくなくて引くか・・・
共感してくれる人を探しに行くか・・・

あなたはどちらの選びますか?

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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