昨日、テレビを見て知ったんですが、、、
最近新築マンションのキャッチコピーが
面白いことになっているみたいです。。
広告を作る時は、キャッチコピーっていうのは
めちゃくちゃ大事な要素です。
これがダメだとその先は読まれないからです。
だから、キャッチコピーをどうするかは、
注意深く検討しなければなりません。
でも、このマンションのキャッチコピー、
何だか変な方向にふっきれてるみたいです。
ネット上にまとめているコラムがあったので、
どんなものなのか、ちょっと例を挙げてみましょう・・・
新築マンションのキャッチコピー
「異彩を放つ『華』景色の遊びに、選ばれし至福の抱擁」
(レーベン北千住ルミレイズタワー)
→"抱擁"が選ばれたんですかね?
「地の必然。飾るのではなく装う、というスタイル」
(クリオ文京音羽)
→地の必然って何でしょうか?
「ナチュラルを、もっと、エレガントに。エレガントを、もっとナチュラルに。
創りたかったのは、NaturalとElegantの間にある邸宅」
(アデニウム鵜の木)
→中途半端ってことでいいですかね?
「街がサロンになる、街がパントリーになる。
駅前を庭にする暮らしは、いつも私に応えてくれる」
(ザ・パークハウス志木グローリオ)
→質問:パントリーって何ですか?
「華やかな賑わいを享受しながらも風格さえ醸し出す静謐な邸宅地」
(ローレルコート笹塚)
→漢字が読めません。
「“ステーション・アッパー”に本質を創る」
(プレサンスロジェ池尻大橋)
→質問: ステーション・アッパーって何ですか?
「この場所に出会えたことは、奇跡かも知れない」
(エクセレントシティ高砂)
→"駅近"も言い換えるとこうなるんですね・・・
「天空に舞い踊る星々のトレモロ。
人々の営みを物語る地上に散りばめられた灯火のロマネスク。
あるいは、早朝のまどろみから朝日に
洗われつつ姿を現す都会のエクリチュール」
(レーベン北千住ルミレイズタワー)
→質問1:トレモロって何ですか?
→質問2:ロマネスクって何ですか?
→質問3:エクリチュールって何ですか?
キャッチコピーのダメな例
これは、キャッチコピーのダメな例です。
いや、まあネタとしては
面白いかも知れないですけど・・・
反応を取りたいと思ったら、抽象度が高くて
みんなが理解できない言葉を使うのはNGです。
特に、抽象度が高いキャッチコピーを作って
しまうというのは、多くの人がやる間違いです。
そんなのはただの自己満足で、
何の役にも立ちません。
自己満足の為に事業をやるならいいですが、
そうでない場合は、もっと”反応の取れる”
キャッチコピーを作る必要があります。
じゃあ、どんな分野のキャッチコピーを
参考にすればいいのか?ってことですが・・・
僕がお勧めするのは、コンビ二や駅の売店に
置かれているような雑誌を参考にすることです。
一般向け大衆紙とか、
駅の中吊り広告が出るようなやつですね。
キャッチコピーの教科書
そういった類いのものは、
表紙に書いてあるキャッチコピーに命をかけてます。
なぜかというと、これから新幹線にのろうとか、
コンビニで何か面白いモノないかな〜と探している人を、
キャッチコピーの力で買わせることが必要だからです。
表紙に書いてある見出しの出来で、
売上げが大きく左右されるのです。
だから、全力で取り組みます。
その結果、選び抜かれた
"人の興味を惹く言葉"が表紙を飾ります。
見方によっては宝の山ですね。
日本ではよく事情はわからないですが、
アメリカでは週間誌の表紙のキャッチコピーを
書くコピーライターはめちゃくちゃお金をもらってるらしいですよ。
なので、キャッチコピーについて勉強したかったら・・・
本を買うよりも、そういった雑誌を
見た方がよっぽど勉強になります。
参考例を少し・・・
ちょっと、参考例を挙げましょう。
BIGtommrowという雑誌のキャッチコピーが
良かったので、それを引用しましょう。
詳しくは知りませんが、
ビジネスチャンスを扱う雑誌のようです。
(以下、BIGtommrow2013年12月号より抜粋)
■ 仕事以外で毎月30万円を確保!
一生「収入」が途切れない賢い仕組みの作り方
■ もうすぐセミリタイアできる!
仕事をやめても困らない人の「月50万円稼ぐ副業生活」
■ 一流会社の社員がいまダブルワークを始めたワケ
一部上場!「エリート会社員」が本気で取り組んでいる副業
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人に「借り」を作れる人ほど、仕事はうまくいく!
■ もやもや頭がすっきり頭に!
頭の回転が速い人の「1分で考える技術」
どうですか?興味を引かれませんか?
少なくとも、マンションよりは
「中身を知りたい!」と思ったはずです。
もしそう思ったのなら・・・
あなたが参考にするべきはこっちです。
上の例を応用する(パクる)だけでも、
良いセミナーのタイトルが浮かびそうですね。
キャッチコピーの勉強をしたいのなら、
コンビニや書店でこのような雑誌の表紙に
書かれていることを見て下さい。
これが、"反応の取れる"
キャッチコピーを作るお勧めの勉強法です。