執筆者:昆 知宏
小5の息子が陸上競技を本格的にやっています。
とはいえ、小学生の競技は、どうしても体の成長度合いによって越えられない壁があります。
息子も全体で見れば速いほうではあるものの、上位入賞となると、まだ厚い壁があります。
こういう世界では、コツコツと長く練習を続けてきた子が、体の成長とともにじわじわと伸びてくる。
すぐに結果が出るわけではありません。
そんな息子に今回、今までにない大きなチャンスが巡ってきました。
同学年で県1位の子がチームにいて優勝を狙えるメンバーで組む100mリレーに、選ばれる可能性が出てきたのです。
息子は持ちタイムだけを見れば、本来は候補に入るような位置ではありません。
ところが、他の選手のスケジュールなど、いろいろな事情が巡り巡って、その枠が息子のところにやってきました。
これはもう、運としか言いようがありません。
チャンスが来たとき、どう考えるか
ここで、考え方が分かれると思います。
「明らかに実力が足りない。ほかのメンバーに迷惑をかけてしまう。自分が原因で順位を落としたら耐えられない」
こう考えて、辞退するのも一つでしょう。
一方で、
「ほかのメンバーに迷惑をかけないように、必死に練習しよう。こんなチャンスはめったにない」
と考えることもできます。
私は後者であってほしいと思っています。
もちろん、本人がどう考えるかが一番大事です。
ただ、実力が足りないからチャンスを断るのではなく、チャンスが来たからこそ実力を伸ばす。
そんな考え方もあると思うのです。
そもそも、最初から実力が十分にある人だけにチャンスがやってくるわけではありません。
チャンスが先に来て、その後に必死になって実力をつける。
正直人生は、そんな順番のほうが多いと思っています。
私もチャンスを何度も逃してきた
私自身も20代の頃、人生を変える可能性のあるチャンスに何度か出会いました。
「今の自分には無理」
「今の仕事があるから」
「もう少し準備してから」
そんな理由をつけて、見送ったことがいくつかあります。
もちろん後悔しました。
そして、チャンスを逃すと、次のチャンスがすぐに来るとは限らないことも分かりました。
数か月後かもしれない。
1年後かもしれない。
数年後になるかもしれない。
もしかしたら、もう二度と来ないかもしれない。
そんな経験が積み重なって、私はいつの間にか「次にチャンスが来たら絶対に乗ろう」と思うようになりました。
その勢いで東京へ行き、石塚さんと出会いました。
きっかけ自体は、完全に運です。
でも、そのチャンスに乗ると決めたのは自分でした。
その後も新潟で活動する中で、自分からすれば雲の上のような存在だった経営者の方から声をかけてもらい、新しい事業の役職に加えてもらったことがあります。
実力不足で何度も惨めな思いをしました。
「もう辞めたい」「実力不足のため辞めさせてください」と思ったことも何度もあります。
それでも今でも続けたことで、今の自分を支えている大きな経験になっています。
チャンスに鈍感になっていないか
最近、私は新しいチャンスに少し鈍感になっている気がします。
チャンスそのものがないのか、気が付かないのか。
今回、息子に来たオファーを見ていて、ふとそんなことを考えました。
本人からすれば、実力的には自信がない。
「挑みたい」という気持ちと「辞退したほうがいい」という気持ちの間で揺れていました。
でも、少し離れて見ている私には、これは明らかなチャンスに見えます。
チャンスは「チャンスです」と書かれて届くわけではありません。
むしろ、「自分にはまだ早い」と思う形でやってくるものがほとんどすべてと言っても過言ではありません。
息子は、挑戦することを決めました。
結果はどうなるか分かりません。
でも、挑戦しなければ何も始まりません。
私自身も、これまで振り返れば、人生を変えてくれたのは「実力がついてから掴んだチャンス」ではなく、「まだ自信がないときに乗ったチャンス」でした。
もし「これはチャンスかもしれない」と思うものが来たら、私はこれからも積極的に乗っていきたいと思います。
5年後、10年後に振り返ったとき、その決断が今の自分を作っているかもしれません。
ぜひこのメルマガを読んでくれたあなたも、目の前に自覚するチャンスがあればぜひトライしてください。