僕がビジネスの勉強をしていて
強く影響を受けたアイデアがあります。
それは、、、
『全てのビジネスの本質は、
売っている商品・サービスではなく、
どのマーケットを相手にしているのかである』
というものです。
ちょっとわかりづらいので
例を挙げて説明をしましょう。。
例えば花屋さんの場合、
花屋さん自身は、
『自分は花を売る人だ』
と思っています。
しかし、その考えは
ビジネスの本質を突いていません。
本当はその人は、
『花を買いたいと思っている
マーケットに対して“たまたま”
花を売っているに過ぎない』
のです。
発想の転換
この考え方は、もしかしたら
少しわかりづらいかもしれません。
でも・・・
この視点の変換ができると、
ビジネスを捉える視点が変わります。
例えば、整体院の人が
『自分は整体をする人だ』
と思っていたのが、
『体の悩みを解決したいと思っている
マーケットに対して、”たまたま"
整体をしていたに過ぎない』
ということに気付き、ダイエットの
サポートや美容整体を取り入れて
大成功している例もあります。
このように、自分の商品や
サービスにフォーカスせず、、、
自分の”マーケット”にフォーカスを
した方が、柔軟な発想に繋がるのです。
マーケットにフォーカスをすることは、
お客さんの悩みや問題にフォーカスを
するということとイコールです。
なので、さらに自分のお客さんに
喜んでもらうことができるようになります。
自分はさらなる利益が得られて、
お客さんはさらに喜んでくれる。
こういう状態が実現できたら、
なんか楽しそうですよね。
FPにとっての可能性
しかし、自分でビジネスをしている
人のほとんどはこういった考え方を
することができていません。
自分は○○屋だから、それ以外は
自分の仕事ではないと思っています。
家具屋さんも、葬儀屋さんも、
こども服屋さんも、コーヒー屋さんもそうです。
みんな、自分の商品・サービスという
狭い箱の中でものごとを考えており、
箱の外に出て違う視野から見る
ということを考えてはいません。
ただ・・・
この事実は、あなたにとって大きな
可能性があるということも示しています。
提携関係を作る発想
なぜなら、、、
もしあなたが、この視点に
気付くことができたのなら、
『まだその視点に気付いていない人』
にその視点を教えてあげることで、
その人と協力関係を築ける可能性があるからです。
例を挙げると、不動産の管理会社があります。
不動産の管理会社の人は、
『不動産の管理をするのが仕事だ』
と考えています。
しかし、その人は本当は
『安定した賃貸経営を実現したい人を
相手にしていて、”たまたま"その人たちに
不動産の管理というサービスを提供している』
という風に気付いてもらい、
その中で自分がFPとしてどう貢献
できるかを伝えていけば、、、
良い関係が築けそうではないですか?
別の例を挙げると・・・
また、僕がよく考えている別の例として、
訪問マッサージの業界があります。
訪問マッサージというのは、
病院に行くことが困難な方が
保険を使って自宅でマッサージを
受けることができるサービスですが、、、
訪問マッサージを提供している人は、
『自分は訪問マッサージ師だ』
と考えています。
しかし、これも視点を変えれば
『高齢に伴う問題を抱えている人に
“たまたま"訪問マッサージという
サービスを提供している』
ということになります。
この点に気付いてもらえれば、
健康以外にもお金や人間関係の
問題にも目が行くようになり、、、
FPと協力関係を築くことが
明確に見えてくるはずです。
視点を変えてみては?
いくつか例を出して見ましたが、
可能性は他にいくらでもあります。
大事なのは、仕事の内容ではなく
『どのマーケットを相手にしているか』
という視点を持つことです。
この視点を持つことができれば、
あなたのビジネスが変わるかもしれません。
この話を聞いて、あなたの
可能性が広がると感じたのなら、、、
ぜひこの視点について時間を
とって考えてみて下さいね。