FP独立で収益を左右する大切なこと

昆知宏

日本ハムの二刀流プロ野球選手。
大谷翔平。

打者でも好成績を出し、
投手でも好成績を出すので、

ニュースでも取り上げられることが
非常に多い夢のような選手です。

野球を知らない人でも
名前くらいは聞いたことが
あるのではないでしょうか。

そんな大谷選手はアメリカ挑戦を
検討しているようです。

なんでも、

25歳を待って移籍すれば(現在23歳)、
契約金と年俸を合わせて、
約220億円!も可能と言われているのに

「そこは問題じゃない!」

というスタイルを貫ています。

なんでも来年移籍すれば、
ルール上25歳よりも年俸は、
なんと1/20程度になるらしく、

彼のような二刀流を受け入れて
くれる球団はアメリカでは皆無なので、

年俸が低ければ選択肢が増え、
希望が叶えられる球団を見つけられる
のではないかという判断のようです。

つまり、

金ではなく、
やりたいことを、
ベストタイミングで行う

ことを第一としているのです。

これから独立しようと思っている人へ

大谷選手には学ぶべきところが、
本当にたくさんあります。

それは、

目先のお金ではなく、
自分のやりたいことの実現を
最優先していること。

口ではこういうものの、
なかなか実行するのは難しいことですよね。

これは独立開業での成功にも
似たところがあります。

「もっとお金が貯まってから・・・」
「もっと経験を積んでから・・・」

なんて理由で独立したいと思っているのに、
いつまでも独立できないのは、

結局、現実としてのお金の力に
屈しているからです。

人は現状維持しようという気持ちが
本能的に強く働くので、
無理もありません。

無理して独立する必要もないと思います。

しかし勇気をもって次のステップに行けば
見えなかった景色を見れるように
なるかもしれません。

私もサラリーマンのときに、
なかなか独立できずに時間がかかりましたが、

最後の決断は数か月おきに何度かくる
いい話(チャンス)をこれ以上、
逃したくない!

と思ったのがきっかけです。

FP独立で大切なこと

とはいえ、

「やりたいこと見つかった!

と言って、

急いで独立するわけにもいきません。

これから独立しようと思っている人に、
最低限準備してほしいことをお伝えします。

それは、

”ビジネスモデル”

についてです。

FPビジネスは、
ビジネスモデルが何よりも大事です。

どういうことかというと、
集客がうまくいって、
月に20組集客で来ても、

ビジネスモデルが優れていないと、
ひとりあたり5,000円の相談で
終わってしまうこともあります。

これだと、月の売り上げが
100,000円にしか達しません。

経費だけでなくなってしまう額です。

ビジネスモデルを固めよう

独立する心の準備を決める前に、
収益パターンを形にしておきましょう。

①相談料を低額にして他のキャッシュ
ポイントに繋げるパターン

②相談料を高額にしてフィーをメインに
収益を上げるパターン

このいずれかが王道になります。

これは自分に合っている方で
構わないと思いますが、

最近の傾向としては、
後者の方が人気がある感じが
しています。

いずれにしても中途半端にその都度
ビジネスモデルを組みかえるのではなく

自分のスタイルを固め自信をもって
提案することで、

ブレずに仕事ができお客さんからも
信頼を得られるでしょう。

決して大谷選手のように二刀流は、
マネしないほうが得策です。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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