ムダだった集客の努力

石塚駿平

最近、テニスにはまっています。

理由は、テニスコートが空いてるから。

今住んでいるカナダでは、
テニスが結構身近なスポーツです。

1つの町に複数のテニスコートがあって、利用料はタダ。

「テニスはお金がかからないスポーツ」

というのがカナダの感覚のようです。

僕は元々テニスをやっていたので
再開をしたかったのですが、、、

東京に住んでいる時はテニスコートを
取るのが大変過ぎるし、スクールにも
人が多すぎるので断念していました。

なので、僕としては嬉しい限りなのですが・・・

さらに、もう1つ嬉しいことがありました。

昔からの肩の痛みが減った

それは、前から抱えていた肩の痛みがかなり減ったことです。

僕高校から硬式テニスを初めたのですが、
高校2年生の夏ごろから肩がひどく痛み、
ほとんどプレーができなくなってしまいました。

ひどい時には家に帰って夜ご飯のカレーを
食べる時にスプーンを口まで持ち上げられない、という感じです。

ここまでくるとちゃんと続けることができず、
中途半端に終わってしまいました。

高校の時は真剣にやっていたので、かなり悲しかったですね。。

今はそこまでひどくはないですが、
やはりテニスをした後は肩が上がりづらくなります。

しかし、この前テニスをした時は、
その肩の痛みがあまりありませんでした。

なぜか?

それには理由がありました。

レベルの高い整体に通った

それは、1ヶ月ごとくらいに整体に通っていたからです。

普通の整体ではなく、1回で2万円する整体です。

僕は元々整体院などの集客を支援する会社にいたので、
よい整体師の方の情報を入手することができました。

そこにはオリンピックに出るスポーツ選手等も通っているようです。

他の整体の先生に技術を教えるような方なので、腕が良いのは確かです。

1,2年前からそこに通っているのですが、
この前日本に帰国した時にも施術を受けました。

そして、カナダに戻ってテニスをした所、
今まで感じていた痛みがかなり少なくなったのです。

調子に乗ってやりすぎるとまだ痛みは出ますが、
ずっと治らないのかな・・・と思っていた
自分としてはこれは大きな進歩です。

高校時代に効果がなかった努力

ここで確信したのは、これが自分の肩を治す良い方法だということです。

肩の痛みが酷かった時に僕がやっていたのは、
チューブを使ったトレーニングです。

他にも痛み止めの注射とかもしていましたが、
テニスコーチに肩の痛みのことを相談すると、

「インナーマッスルを鍛えれば関節の
痛みは良くなるはずだからチューブを
使ったトレーニングをしてみたら?」

ということで、それに従って毎日
かかさずにそのトレーニングをしていました。

しかし、結果は良くならず、痛みのある状態が続いてしまっていたのです。

努力の方向の重要性

この経験から学ぶことができることは、

『間違った方向で努力をしても良い結果には結びつかない』

ということです。

もちろん、最初から正しい方向を向くことができれば良いのですが、
僕が経験したように最初は間違っていてそれに後で気付くというのはよくあるパターンです。

ただ・・・

こういった"よくある方向性の間違い"というのは、
先例を学ぶことで回避できることもあります。

そこで、FP業界によくある方向性の間違いを一緒に見ていきましょう。

資格先行タイプ

「まずは資格を取ろう。
そうしたら何とかなるはずだ。」

というのがこのタイプです。

そして、資格を取った後に気付くのは

「あれ、お客さん全然来ないじゃん」

ということ。

ビジネスとして成立させる為には、
資格を取るだけではいけません。

「もっと資格を身に付けたらお客さんは来るはずだ!」

と考えてしまう重症の方もいますが、
多くのFPはここで方向転換を余儀なくされます。

レベルの高い知識を求めるタイプ

「もっとお客さんに高いレベルの知識を提供しよう」

と考えるのがこのタイプです。

高いレベルの知識を身に付けるのはいいですが、
忘れてはいけない大事な事実があります。

それは、

『お客さんのレベルは変わらない』

ということ。

顧問契約を続けて継続的に教育をしている顧客なら別ですが、
新規のお客さんのレベルは大きく変わりません。

そんな中、FPが話す内容のレベルだけが高くなりすぎると

「何を言っているのかわからない・・・」

と置いてけぼりにしてしまう可能性があります。

実際に、勉強した高度な知識をお客さんに伝えるようにした所、
お客さんが離れてしまったという経験を教えてくれたFPもいました。

流行りの集客方法を追ってしまうタイプ

自分に合っていない集客方法を教えられて、
それに時間を費やしてしまうのがこのタイプです。

実際に見てきた例で言うと、

・これからは動画の時代だ!
という言葉に踊らされてただただ動画を
作ってYouTubeにアップしてしまっている

・ブログ集客の全体像をわかっていないのに
コンサルタントの指示通りにただブログを
書くだけになってしまっている

・既にうまく行っている集客方法があるのに
一発ドカーンとやるのを夢見て高額の塾や
講座に何回も通ってしまっている

このようなパターンがあります。

集客の本質的な考え方をわかっていないと、
表面的な情報だけで行動をしてしまい
あまり成果が出ないというのはよくある話です。

あなたの努力の方向は本当に正しい?

どうでしょうか?

あなたは、こんな間違いをしていませんか?

先にやりがちな間違いを知っておくことで、
陥りがちな落とし穴を回避することができます。

また、今自分が取り組んでいることは、
"正しい方向の努力"でしょうか?

自分が進んでいる方向が正しいかどうかを
見極めるのも、大事な能力の一つです。

もし少しでも不安があるのなら、
少し立ち止まって考えるか有能な人に
アドバイスを求めるのもいいかもしれません。

自分が進む方向は、めちゃくちゃ大事ですよ。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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