年末ジャンボ宝くじが
今販売されてるみたいですね。
今年は1等・前後賞を合わせて
10億円ということで、
とても人気のようです。。
銀座の良く当たるという噂の
宝くじ売り場では、何と5時間
待ちだったらしいです・・・
半端じゃないですね。
そこまでして欲しいんでしょうか。。
それに、普通に過ごしてても
『宝くじあたったら何しよう!?』
という会話をあちこちで何回か
聞いた気がするので、やっぱり
みんな興味あるんですね。。
宝くじを買う奴はバカ?
さて、こんなに人気な宝くじですが、
この話をすると必ず1人はこう
言う人がいます。
『宝くじを買う奴はバカ』
だと。
その理由は、他の投資と比べて
投資対収益率が悪いということですね。
競馬やパチンコをするのと比べても、
宝くじの方が明らかに期待値が低い。
競馬は75%の払い戻し率があるけど、
宝くじは45%くらいしかない。
なのに、何でそんなものに
お金を使おうとするんだ?
という主張です。
たしかに、それは正論です。
この主張が正しいことは、
みんな頭ではわかっています。
しかし、みんな宝くじを買いますよね?
平成25年のデータを見てみたら、
9,444億円売れているみたいです。
宝くじを買う本当の理由
これが何を意味しているかというと、、、
宝くじを買うという理由は、
"お金の投資してリターンを得る"
ということではなく、別の所に
存在しているということです。
仮に、
"お金の投資してリターンを得る"
という目的で買っているとしたら、
1兆円とか売れないはずですからね。。
では、一体どんな理由で
買っているかというと、、、
『宝くじが当選して
お金持ちになった自分』
を妄想できるからですね。
これが楽しいから、みんな
宝くじを買うのだと思います。
『高いバッグを買って、
高級車を買って、別荘も買って、
海外旅行に行きまくるの♪』
みたいな妄想は楽しいですからね。
その高揚感というか、ワクワク
する感情を買っているのです。
その気持ちを得たいという欲求が
みんなの心の中にあり、それが
1兆円くらいの売上げになっている訳です。
宝くじから得られる教訓
ただ、僕は別に
「宝くじを買ってワクワクしましょう!」
と言いたい訳でも、
「そんな感情には意味がないから
もっと別な所にお金を使いましょう」
と言いたい訳でもありません。
僕は宝くじは趣味みたいなものだと
思っているので、買うかどうかは
個人の自由だと思っています。
そうではなくて、この事実から
マーケティングの視点を学び
取って頂ければと思っています。
宝くじをみんなが買うという事実から、
あなたが得られる教訓はなんでしょうか?
それは・・・
『表面的ではない所に人が
ものを買う本当の理由がある』
ということです。
宝くじは、表面上は
"高額な当選金が当たること"
を目的にして買っているように見えます。
でも、さっき言った通り、
みんなが本当に欲しいのは、、、
"宝くじの券を持つことで
得られる高揚感やワクワク感"
なのです。
あなたのお客さんは?
これは、FPサービスでも
同じことが言えます。
FPサービスというのは、
表面上はお客さんとの面談を通して
アドバイスをするものですよね。
しかし、お客さんが本当にFP
サービスを利用する理由というのは、
面談をしてアドバイスを
もらうことではありません。
自分の悩みを解決して不安の
ない生活を送ることだったり、、、
夫婦で老後の楽しみについて
楽しく考えることだったりします。
"面談をして1,2時間
FPの話を聞きたい"
というのはサービスを申し込む
本当の理由ではないのです。
ここを勘違いしてしまうと、
発信するメッセージのピントが
ズレてしまうことになります。
『自分のサービスが選ばれる
本当の理由は何なのか?』
『自分は、本当は何を提供しているのか?』
ということを考えるのは、
マーケティングを考える上では
本当に重要なポイントになります。
ここがガシッとはまれば、
お客さんの心に響く魅力的な
メッセージが自然と生まれてきます。
さて、あなたの場合はどうでしょうか?
あなたのお客さんは、
なぜそれを求めているのでしょうか?
その本当の理由を、
ぜひ時間をとって考えてみて下さい。