アフターデジタルにFPへ求められること

昆知宏

「えー?そこもお金とるの!?」

ギフトを大切な人に贈ろうと思った時の事。

「手提げ袋(紙)を付けますか?」

と聞かれました。

いや、ギフトなんだから当たり前でしょ。

と内心思いながらも、

「お願いします。」

と言ったら、

「有料になりますけど、
よろしいでしょうか?」

という展開。

ラッピングが有料なのは分かりますが
さらにプラスして袋代もとなると、
正直それってどうなの!?

その+10円ってラッピング代に
含ませてくれないの!?

と思ってしまいました。

最近の手提げ袋の有料化って本来
プラごみの削減が趣旨だったはずなのに

何だかわけのわからない方向に
進んでいってますよね。

旅行に行ったときのお土産屋さんも
お店によっては袋をくれますが、
お店によって有料としっかりお金をとります。

そのほうが多い印象を受けます。

誰かにあげる品物で袋がないって
あまりないことだと思うので、
袋は基本デフォルトにしてほしいなと
思いました。

別に有料でもいいのですが、
魅せ方の問題だと思うんです。

なんか、スッキリしません。

まあ、この話はどうでもいいとして
一度なんとなく決めたことって
なし崩しに一気に浸透していって

多くの人が結局納得しちゃうって
ところに恐ろしさを感じました。

あっさり消えそうな印鑑文化

そこで次にこの波が来るのは、
印鑑レスですよね。

これは政治の思惑もあり一気に
流れが進みそうな感じがします。

印鑑屋さんやプラ屋さんは、
時代の流れと逆流になりますから
商売を行うのは厳しくなるでしょう。

役所の近くにある印鑑屋さんとかは
ごっそり売り上げがなくなることは
ほぼほぼ確実ですよね。

新潟で有名な判子屋さんもその影響か
どうかは定かではありませんが、

店舗の好立地性を生かして”パン屋”さんを
始めたりしています。

この逆トレンドに自分のビジネスが
重なってしまった時って、

知恵を絞ればチャンスなど言ってる間に
同じことをやっているだけでは

あっという間に廃業に追い込まれることが
現実的には高いのだと思います。

その業界で暮らしている人の生活なんて
これっぽっちも考えてくれることは
ありません。

波ばかりはどうしようもできないのです。

FPを襲う大きな波

これを私たちFPの業界に置き換えた時に
真っ先に思い浮かぶのは、

”保険”でしょうか。

保険は年々規制が厳しくなり、
代理店を存続されることが大変に
なってきている印象を受けます。

保険をやっていて日ごろ感じるのは、
末端の募集人は駒扱いにすぎないと
思うことです。

あくまでも販売チャネルの一つであり、
他に優れたチャネルが開発されれば
すぐにでも乗り換えるというのは
経営目線からすれば当然ですよね。

まあそんなことは当たり前であり、
その分の自由さもあるわけでいかに
自分のビジネスに生かすかが
求められるわけですが、

長期的なトレンドで行くと、
いずれは代理店は大きく整理され、

保険を扱うこと自体のハードルは
更に上がってくるのは確実です。

まだ大きな転換点は来てませんが、
手数料開示などと同タイミングで
ネットへの移行が本格的に
来るような感じもしています。

住宅ローンなどもネット完結が
割と不自由なくできるステージに
入って生きている感があるので
保険にそれができないことはないとも思えます。

未来はなんとも読めないのですが、
保険だけではやっていける気はしない

というのは多くのFPが何となく
思っていることではないでしょうか。

私も保険の方は、年々苦しいです。

対面(オンライン含む)相談はトレンド

FP業界で唯一この先の明るいことが
見える分野といえばそれは単純に相談です。

インターネットでローンや保険が
完全に申し込めるようになったとしても

その選択をそうしたらよいかを迷う人、
相談したいと思う人のニーズが
途絶えることは決してありません。

むしろ今よりも複雑化して
第三者としてアドバイザーは必要と
されると思います。

そうなると現実的には、

コミッションは縮小傾向にあり、
フィーを払っても相談したいと思う人は
増えてくるというのがとりあえず
見えているトレンドになります。

というか、フィーを払って相談することが
ベストなんだという文化を同時に今から
私たちが頑張って作る必要があります。

フィーについては定めはありませんから
あなたが自由に決めることができます。

しかしこのフィー設定を低くしすぎると
FP業だけで今後家族を養っていくのは
かなりの”無理ゲー”になってしまいます。

過酷すぎてクリアできないゲームという意味です。

こう書いている私自身も今現時点で
フィー100%でやっていけるかといったら
最低限の生活になりそうなのです。

フィーを主体に置きながら、
マネタイズを熟慮して

いつ減るかなくなるか分からない
コミッションは複数持っておく
というのが目指すところなのでしょうか。

いずれにしてもやっぱりアフターデジタルに
置き換えられないものって、

”相談“

これなんだろうと思います。

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この記事を書いた人

昆知宏

新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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