FPの保険離れが加速?

昆知宏

突然ですがあなたの売り上げの
保険料収入に占める割合って
どんなですか?

FP事業には様々な形態があり、
その収入の用途は千差万別ですよね。

だからこそ可能性や面白さが
ある職業とも言えます。

独立系FPをしている人は
私の知っている限り保険に

ついて悲観的な未来を
持っている人が多いのですが

なんだかんだで大事な収入な
ひとつで疎かにできないという方が
実際はほとんどだと思います。

私もFP業界の入りは保険で、
今も募集人をしています。

そこで気になるのですが、
あなたの事業全体に占める
保険料収入ってどんな感じですか?

私の場合は、、、

8.9%でした

先日2017年の売上分析をしたら
売上全体に占める保険料割合は
8.9%という数字でした。

事業立ち上げ当初はなんだかんだ
いって保険が主な収入源に
なっていたのですが、

年々保険が占める売上構成比は
大きく落ちていっていました。

というのも当初は終身保険や
変額保険もやっていたのですが、

今はそれらの良さを実感できず

(個人的に他の選択肢がベスト
だと思うので)

必要最低限の掛け捨て保険や
火災保険などの損保程度です。

なので手数料収入は微々たるもの。

単純な話、

「保険でしか解決できないものだけ
保険で入る。」

ということをするだけでお客さんの
家計はすごく良くなる。

独立系FPのあるべき姿は
何が正解かは分かりませんが、

個人的に理想とする姿に
近づいてきたように思います

FPと保険

保険ができなくなったとしても
事業が継続したい。

これは多くのFPが思うことですよね。

実際保険会社からの風当たりは
年々きつくなっており

大型代理店に入っていない私は、
完全に効率化によりカットされる
側に存在しています。

ビジネスとして考えれば、
チマチマ保険を売っている

私のようなFPは保険会社からしたら
どうでも良いのはその通りで

経営効率的にカットされる側
だというのは分かります。

なのでこの大きな波に抵抗しても
時間の無駄なのでしょう。

今までと同じ仕事をしていても
手数料ランクダウンで、
収入は減る一方。

保険を辞めていく人が多い、
辞めようと思っている人が
多くなっているのも理解できます。

保険を辞めたい人、多数?

FPライズのセミナー後の
懇親会に参加すると、

みんなそろってよく話して
いるのが保険からの脱却。

独立系FPにとっては、
保険を売らずに収益を

成立されるというのは
ひとつの目標であるようです。

あなたはいかがでしょうか?

もしあなたも本気で保険からの
脱却を目指すのであれば

事業における売上集計を
してみると見えてくるものが
きっとあります。

保険は保険で素晴らしいもの
なのでこの分野を極めるのは
良いことだと思います。

しかしもしあなたが、
保険を継続していることが
難しい環境におかれていたり、

モチベーションが上がってこない
ようでしたら事業転換の
準備をしておくとよいでしょう。

保険に締める売上構成比を
冷静に分析し
※一度この数字あなたも
出してみてください。

2年・3年スパンで
行動計画に落とし込めば、

その比率を変化させることは
不可能ではありません。

FPの数も増えてきましたので、
万能FPのニーズは薄れ、

より専門特化型のFPが
これからは生き残りそうですね。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

関連記事