この記事はカナダから書いています。
イギリスでコロナ陽性になり帰国できなくなって1ヶ月以上。
元々妻の帰省の用事が夏にあったのを前倒しにする形でカナダに来ました。
こちらの方が規制が緩いので日本よりも入国は簡単でした。
海外でコロナにかかると帰国が大変になるので注意が必要ですね。。
今は日本に帰国する際は
『出国前72時間以内の陰性証明』
が求められており、普通は大丈夫だと思いますが引っかかるとかなり苦戦してしまいます。
なので、海外に行くならこの規制が終わった後の方が不安は少なそうですね。
そんなこんなでカナダに来ましたが、今回は約2年半ぶり。
かなり間が空きましたが、その間に驚くべき変化がありました。
ガソリンが100円以上値上がり
それは何かというと、インフレです。
日本でも色々なものの値段が上がっていますが、カナダは段違いでした。
まずは、ガソリンの値段。
なんと、1リットルあたり100円も上昇していました。
これ、、、やばいですよね。
妻のお父さんは、ガソリンが高すぎてほとんど車に乗っていないみたいです。
さらに、それだけではありません・・・
全てのものが高くなっている
食べ物の値段も大きく上がっていました。
スーパーで売っている惣菜なんかは、体感で50%は上がっていました。
日本では300〜400円で買えるような簡単な惣菜が、700〜800円くらい。
とても手を出そうと思える値段ではありません。
日本にもあるサンドイッチチェーンのサブウェイでは、今まで500円くらいのサンドイッチが850円くらいになっていました。
(ちなみに、北米のサブウェイは日本よりも圧倒的においしいです。外国人が日本でサブウェイを食べるとみんながっかりしているので、機会があれば試してみてください)
牛丼の50円値上げでも衝撃的な日本と比べると、雲泥の違いですね。
他にも、値上がりしたものを挙げるとキリがありません。
食料品は軒並み値上がりしている印象です。
また、不動産の値上がりも顕著ですね。
家賃相場も3〜4万円くらいは上がっているんじゃないか?という感じでした。
起こらないと実感が湧かないもの
日本にいるとここまでの値上げは経験しないですが・・・
それでも、今のインフレの影響はすごいと感じますよね。
色んなものが軒並み値上がりする時代になっています。
インフレというのは、
『頭ではわかっていても、実際に起こらないと実感がわかない』
というタイプのものです。
実際にインフレをライフプランの中に入れていても、それを現実のものとして実感できているお客さんというのはほとんどいなかったのではないでしょうか?
もしかすると、FPでも実感している人は少なかったかも知れませんね。
日本では長らくデフレが続いたので、それが当然なものとして慣れきってしまっていると思います。
かくいう自分も、生まれてからインフレは経験していないので、初めて体験することのような感じです。
インフレで人の感情が動いている
今は、日本に住んでいるほとんど全ての人がインフレを実感しているはずです。
それに伴って、焦りや不安の感情が生まれていますよね。
これはあまり良いことではないと思いますが・・・
マーケティング的な視点で言うと、人の感情が動く所にはチャンスがあります。
なぜなら、感情が動けば人は行動を起こすからです。
この感情の動きを無駄にするのはもったいないですよ。
FPができる提案は?
具体的にできることとしては、例えば既存客に対してライフプランの見直しの提案をすることができそうですよね。
インフレがこれ以上進んでも家計が大丈夫なのかを点検して強固な家計を作る。
こういった提案は、喜ばれると思います。
また、インフレをテーマにしてセミナーを開催することもできるかもしれません。
どのようにすれば家計の負担を抑えられるのか、知りたいと思っている人は多いはずです。
いずれにせよ、関心を引くテーマとして使えるのは間違いないでしょう。
この機会を活用できないか?
ここまで読んで頂いたら、ぜひ
「今回のインフレで起こった人の感情の変化を自分のビジネスに使えないか?」
ということを考えてみてください。
感情の動きを捉えるのはマーケティングの基本原則であり、これができると人に行動を起こしてもらうことが簡単になります。
今回のインフレは、それを行うには絶好の機会になるはずです。
また、この基本原則を抑えておけば他の機会も活用ができるようになります。
マーケケティング力を高めるのに非常に重要な考え方になるので、ぜひ活用の方法を考えてみてください。