相談につながらない最大の理由

今日は、朝早く起きて、羽田空港に来ています。

今月から、東京と北海道の2拠点生活を開始することにしました。

なので、その準備のため、北海道に向かうところです。

朝が弱い私が、朝早く起きるとどうなるか。

当たり前ですが、、、

「眠くて仕方ない状態」

になります。

それを解消するために、先ほどコーヒーを買おうと思って、

空港の売店に立ち寄ったのですが、、、

見たことのないコーヒーが売っていました。

好奇心から、そのコーヒーを買おうと思ったのですが、

それと同時に、ある感情が生まれてきました。

それは、、、

本当にこの商品で大丈夫かな?

「怪しい」

という感情です。

このコーヒーは、見たこともありませんし、当然、飲んだこともありません。

なので、好奇心と同時に、

「本当にこの商品で大丈夫かな?」

という気持ちになったのです。

そんな気持ちになった時に、コーヒーが並ぶ近くに書いてある、ある文字が目に入ってきました。

私は、その言葉のおかげで、安心して購入することができたのですが、、、

どんな言葉だと思いますか?

社会的な評価や実績

その言葉は、

「ヨーロッパNO.1のカフェブランド」

という言葉です。

この言葉を見た結果、

「怪しい商品ではないんだ」

と思い、安心して買うことができました。

変なものではなく、「ヨーロッパでは評価されているものだ」ということがわかったからです。

私は、日頃からマーケティングを教えるのが仕事なので、

こういった言葉には、あまり左右されないように心がけています。

でも、そういった私のような人間にも、やっぱりこのような

「社会的な評価や実績」

に関する情報に、左右されてしまいました。

怪しい状態から抜け出す

もうおわかりかと思いますが、これは、FPにとっても、

「とてもとてもとても」

重要な話です。

なぜなら、いくらFPが実力があったとしても、「怪しい」と思われてしまうと、仕事にならないからです。

個人や小規模で行うFPの仕事は、一般の人から見ると、

「怪しい」

と思われやすいものです。

特に、気をつける必要があるのは、、、

FP資格だけでは、怪しさは消えない

FP1級やCFPの資格を持っているだけでは、

そのような「怪しい」という状態から、脱却しきれないということ。

おそらく、資格を持っているだけで、多くの人が「怪しい」と思わなくなるのは、弁護士くらいではないかと思います。

行政書士の方を悪く言うわけではないですが、

「行政書士の資格を持っています」

というだけで、その人を信用できますか?

きっと、それだけでは、難しいはずです。

なので、FPのあなたがお客様に選ばれるために、

「怪しさを消していく」

ということは、とても大切なことです。

では、何をすれば、怪しさを消すことができるのでしょうか?

怪しさを消すための方法

それは、

「実績や経験を言葉で表現する」

ということです。

例えば、どこかの大きな企業から依頼をされて、セミナーなどをやったことがあるなら、

その実績をホームページに書くことなどで、

怪しさは減っていきますよね。

そういった実績がない場合、

大きな企業よりは効果は弱いですが、

例えば、FP協会のイベントやSG(スタディ・グループ)などで、講師をやった実績なども、

怪しさを減らす力を持ちます。

なので、そういった細かいものも含めて、ホームページなどには書いたほうが良いです。

その他の方法

それ以外だと、

・お客様の声をたくさん掲載する

・推薦の声を掲載する

・ブログ、SNSで役立つ情報を提供する

・プロフィールを詳細に書く(プライベートの情報も含めて)

・相談実績や相談事例を書く

などの方法でも、怪しさを少しずつ減らしていくことができます。

1つの方法で一気に怪しさを消すのは、なかなか難しいので、

上記のようなものを少しずつ積み重ねていくのが良いです。

もし、相談がなかなか来ないなと思ったら、

「怪しい」と思われている可能性があります。

ぜひ、怪しさを消すための行動を進めていってください。

これからもあなたの活躍を心から応援しています。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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