少しずつでも異業種の方と会おう

東京、新橋のカフェより
執筆者:中西雅司

  

今日は久々に、

「異業種交流会」

に参加をしてきました。

私は、異業種交流会が大好きというわけではないのですが、参加すると、

「行ってよかった~」

って思います。

なぜなら、異業種の方と会うと、

「時間がものすごく生まれる感覚になるから」

です。

どういうことか。

独立した直後の話

だいぶ昔の話ですが、私がFPとして独立した直後のことです。

独立系FPという立場で、自由を謳歌しつつも、とにかく苦しいこともたくさんありました。

色々苦しいことがあったのですが、そのうちの大きなものとして、

「学ぶべき知識が多すぎて、全然時間が足りない・・・」

ということがありました。

FPとしてアドバイスをするためには、幅広い知識が必要ですよね。

でも、FP試験で学ぶ知識だけでは全然足りない・・・

だから、当時のわたしは、色んなセミナーに行って、知識の幅を広げる努力をしていました。

毎回のセミナーで、すごくたくさんの学びがありました。

ですが、一方で、自信を失っていく自分もいました。

なぜなら、知らないことばかりで、

「こんなので、相談業務なんてできるんだろうか」

と感じたからです。

異業種交流会で清々しい気持ちに

そんな毎日を過ごしている時、先輩FPの方から誘っていただいて、異業種交流会に参加をしました。

なんとなく、異業種の方と会うことも必要だろうと思っていたからです。

名刺も50枚くらい交換したでしょうか。

あまり交流会に参加したことがなかった私は、とても慌ただしくて、かなり疲れたことを記憶しています。

ですが、一方で、とても清々しい気持ちにもなりました。

なぜなら、色んな職業の方のお話を聞いて、

「こんなに色んな職業の人がいるんだ」

「もっと、他の人の力を借りればいいんだ」

「この人たちの力を借りれば、自分が頑張らなくても、もっと、お客様の力になれる」

ということに気づけたからです。

FPは全体を見渡して、各分野の行動、実行にあたっては、色んな専門家や業者の方の力を借りればいい。

そんなことに、気づくことができました。

結果として、

「知識を入れ続けるプレッシャーから解放され、時間がすごく生まれた感覚」

になったのです。

全部自分でやろうとしてはいけない

FPは、とても業務の幅が広い職業です。

不動産も証券も保険も相続も住宅ローンも年金も税金も家計も、色々ありますよね。

ですが、それを全部自分でアドバイスし、手続きのサポートまでしようとしたら、膨大な知識や経験が必要となります。

それでは、いくら時間があっても足りません。

FP1人で、税理士、弁護士、社労士、銀行・証券・保険などの金融機関、不動産業者など、すべての役割を行うのは不可能ですよね。

なので、それぞれの分野は、様々な専門家や業者の方に頼ることがとても重要。

少しずつでいいので、人脈・ネットワークを広げていきましょう。

良い人に会えば会うほど、あなた自身が楽になります。

そして、お客様に与える価値もどんどん大きくなっていきますので。

これからもあなたの活躍を心から応援しています。

P.S.

今日、お会いして面白いと思った方は、

「スマホの写真の整理方法を、ワークショップで教えてくれる人」

でした。

スマホの写真の整理には、ずっと困っていたので、ワークショップに参加してみようと思います。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

関連記事