ついつい抜けがちな集客の視点

中西雅司

今日は、赤坂の上島珈琲店で、ブラックコーヒーを飲みながら、

パソコンで、このメルマガを書いています。

朝8時です。

私は、朝が弱く、起きる時間が遅いので、

こんなに早い時間から外出して、しかも、仕事をしているのは、とても珍しいです。

ほんとは、、、

いつも朝はやく起きて、仕事をしたほうが効率が良いのはわかっているのですが・・・

何年経っても、それができません。。。

さて、先ほどネットでニュースを見ていたら、

大手監査法人が行っている、面白い取組みについての記事がありました。

「退職の希望を募集」ではなく

それは、最近よく見かける、

「早期退職の希望を募集」

のニュースではなく、、、

「移住の希望を募集」

するというもの。

4大監査法人である

「EY新日本などを展開しているグループ」

が従業員向けに導入。

簡単に言うと、、、

「移住先で、オンライン仕事をしながら、会社で働き続けられる」

というもの。

出社の頻度としては、

東京や大阪の拠点から、100キロ~200キロ圏内に移住する場合、

「週1日程度」

でOK。

200キロ圏外だと、

「月1回程度」

でOKという制度だそうです。

これなら、移住しやすいですよね。

目的は2つ

すでに、

グループの9000人に対して、移住希望を募集していて、

順次引っ越しを始めているようです。

実施の目的としては、大きく2つあるそうです。

1つは、優秀な従業員確保の観点です。

近年、親の介護のために離職する人はかなり増えているようで、

実家と職場が離れていると、辞めざるを得ないですよね。

私の知人でも介護離職された方がいます。

でも、この制度があれば、離れた実家に住んでいても、

働き続けることができます。

会社としては、優秀な人材のつなぎ留めをすることができますよね。

2つ目の目的

2つ目は、大規模災害時のリスクの軽減の観点。

従業員の自宅が集中していると、地震などの大規模災害があった時に、

会社機能がストップしてしまいます。

でも、従業員が各地に分散していれば、

会社機能を一部維持することができますよね。

地震はいつ起こるかわかりませんし、

近年は台風も、以前以上に被害が大きくなっていますので、

有効な対策だと思います。

とても面白い取組みですし、うまくいけば、

「会社も従業員も幸せになる」

とても良い制度だと思いました。

FPの集客の考え方も同じ

ちなみに、この

「従業員を複数箇所に分散させることによって、リスクを軽減する」

という考え方。

これは、FPの集客の考え方も同じです。

集客ルートについては、多くを持ちすぎる必要はありませんが、

1つしか集客ルートがないと、そこが崩れれば、事業の発展が止まってしまいます。

3つ以上の強い集客ルートを作る

なので、最低2つ、できれば3つ以上の強い集客ルートを作っておくことは、

事業の安定には大切なことです。

なので、1つの集客ルートでうまくいったとしても、

それだけで満足するのではなく、ぜひ、

「他の集客ルートを作れないか?」

を考えてみてください。

抜けがちな集客の視点

特に、FPの方から相談を受けていて、アドバイスすることが多いのが、

「Webとリアルを一緒に考えた集客方法」

です。

ついつい、

WebはWebだけ、リアルはリアルだけで考えがちですが、

うまく組み合わせることで、効率よく集客する方法もあります。

例えば、youtubeで自己紹介動画を撮影して、紹介手段として使ってもらうなどです。

ぜひ、事業の安定化、継続的な発展に向けて色んな取組みをしていってください。

これからもあなたの活躍を全力で応援していきますね。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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