えっ、これって私のことじゃない!?

石塚駿平

今回は、反応が取れる文章のコツを
1つお伝えしたいと思います。

このコツを取り入れるだけで・・・

普通に文章を書くよりもはるかに多くの人から
反応を得ることができるようになるはずです。
そのコツとは、読んでくれている読者に、

『えっ、これって私のことじゃない!?』

と思わせる、という方法です。

もっと言うと、

『何でこんなことまでわかるの??
もしかして監視カメラでも付いてるんじゃないの?』

と思わせるような文章を作るのです。

“その他大勢”ではなく”個人"に反応する

人は、その他大勢よりも個人に対して
向けられたメッセージに反応します。

例えば、ショッピングモールの店内放送で、

『お子様連れのお客様は、
お子様が迷子にならないようにご注意下さい』

と言われても、誰も反応しません。

子供を連れた人は大勢いるので、
“自分のことだ”と誰も思わないからです。

一方で、

『埼玉県よりお越しの、山田様。』

と店内放送が入った場合、
埼玉県の山田さんはドキッとしますよね。

なぜなら、”自分のことか!?”
と強く思うからです。

こうなったら、絶対耳を傾けますよね。

・・・

つまり、何が言いたいかというと、

『相手を反応させたかったら、
その人”個人”に合ったメッセージを作るべき』

だということです。

ただ、個人名がわかっていない場合が
ほとんどだと思いますので、
どうすればいいのかをお伝えしますね。

相手の状況を描写する

どうするかと言うと、相手の置かれている状況を把握し、
それを文章にして伝えるのです。

注目すべきは、以下のようなことです。

・どんな行動をしているか
・その行動をした時にどんな気持ちになるのか

・どんな人と会う機会があるのか
・その人と会った時にどんな気持ちになるのか

・どんなことばを聞く機会があるのか
・そのことばを聞いた時にどんなち気持になるのか

・どんな体験をしているか
・その体験をした時にどんな気持ちになるのか

メッセージを受け取る相手が、
どんな状態なのかを

『具体的に』

理解し、ことばにするのです。

例えば、家を買う人に対してのメッセージだったら、、、

========================================================
家をこれから買いたいと思っている方へ
あなたは、会社の同僚が続々とマイホームを購入しているのを見て、
「ウチもそろそろかな・・・」と考え始めていませんか?
今住んでいる賃貸アパートはちょっと手狭。
こどもがだんだんと大きくなって活発に遊んでいるのを見ると、
お隣さんに迷惑をかけない為にも、こどもをのびのびと育てる為にも、
マイホームが欲しいという気持が膨らみますよね。
でも一方で、マイホームを買うことに対して
不安になることもあると思います。
例えば、『住宅ローンの破綻予備軍がマイホーム購入者の3割もいる』
という記事を見た時には、、、
『ウチは本当に大丈夫なのか』と不安になりますよね。
その気持はとてもよくわかります。なぜなら、私もそうだったからです。
・・・・
========================================================

このような感じですね。

このように、相手の置かれている状況や、
感情の変化を正確に捉えて描写するのです。

もちろん、これは一例です。

そのメッセージを受け取る人は誰か?
男性なのか?女性なのか?
何歳くらいなのか?
こどもはいるのか?

等をしっかりと把握した上で、
文章を書いて行く必要があります。

大事なのは、リサーチ力

こういった文章を書く為には、
文章を書く才能なんて全く必要ありません。

なぜなら、リサーチをした結果を書けばいいからです。

・どんな行動をしているか
・その行動をした時にどんな気持になるのか

・どんな人と会う機会があるのか
・その人と会った時にどんな気持になるのか

・どんなことばを聞く機会があるのか
・そのことばを聞いた時にどんな気持になるのか

・どんな体験をしているか
・その体験をした時にどんな気持になるのか

このようなことを、実際にお客さんや
見込み客に聞いて、文章にすればいいだけです。

何も、想像力や文才が必要な訳ではありません。

しっかりとリサーチを行なえば、誰でも

『えっ、これって私のことじゃない!?』

と思わせるような文章を書く事が可能です。

それさえできれば、あなたの書く文章には
人を惹き付ける力が宿ります。

そして、より多くの人が反応してくれるようになります。

あなたの場合はどのように応用できるか、
是非考えてみて下さい。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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