アメリカのFPと日本のFPの違い

石塚駿平

それでは、前回の記事に引き続き、
アメリカで感じたことのまとめを
書いていきたいと思います。

スポンサーについて

カンファレンスでは、
FPに関連する会社がスポンサー
としてブースを出しています。

数は正確には覚えていませんが、
50以上はあったかと思います。

会社の種類としては、

・ソフトウェア
・ファンド運営
・マーケティングサービス
・コーチング、コンサルティング

このような感じの所が多かったですね。

コーチングやコンサルティングは
5〜10人くらいいて、その場で
相談をしているみたいでした。

やはり、規模が大きいです。

それにソフトウェアもたくさんあります。

ソフトは洗練されたカッコいい
デザインのものが多く、
テクノロジーの先端という感じです。

提供されるサービスの特徴

そのスポンサーのブースを見て
いると、とある特徴を持っている
所が多いことに気付きました。

それは・・・

『包括的なサービスを
提供している所が多い』

というものです。

例えば、

“ポートフォリオのリスク、
リターン分析をするソフトウェア”

といった特定のジャンルの機能を
もったものもありましたが、

・ライフプランの作成
・ポートフォリオの作成
・タックスプランニング
・クライアントへの提案

このような形で包括的な
サービスを提供している
所が多かった気がします。

中には、フィーオンリーで
活動をするアドバイザーの

・研修
・ウェブサイトやチラシ、
サービス提供の為のツール
・継続的なトレーニング
・クライアント獲得の
為のマーケティング

ここまで面倒を見ますよ、
という会社もありました。

アメリカではFP業界に限らず

“包括的なサービスを提供する”

という流れがあるように感じます。

この理由としては、

“色んなことが複雑化している”

ということが挙げられます。

例えばウェブサイトを作る
こと1つとっても、素人には
なかなか難しいですよね。

さらに、ソーシャルメディアも
取り組む必要があったり、、、

一方てお客さんへの提案も
やらなきゃいけない、、、

という風に、やるべきことが
増えているという現状があります。

包括的なサービスが多くなるという
流れは、日本でも徐々に広がって
くるかと思われます。

FP資格の乱立

アメリカのFPは、
資産運用が中心になります。

しかし、資産運用だけだと
他のFPと差別化ができなく
なってしまいます。

そこで、差別化ができるように
様々な資格が存在しているようです。

僕が出会ったアメリカ人も、
CFPの他に3つくらいFP関連の
資格を持っていました。

その人はその内の1つを
詳しく説明してくれたのですが、

『老後に1人で生活している人に
適切なアドバイスを提供できるFP』

という、かなりニッチな
内容の資格でした。

アメリカではこういう状況に
なっている人が現在かなり
多くいるみたいですね。

資格ビジネス的なものも含めて
日本でも様々な資格が増えていますが、
これからももっと増えるかもしれませんね。

サクセッションプラン

サクセッションとは
“引き継ぎ”という意味です。

なので、FPにとっての
サクセッションプランというのは

『どうやって次の世代に
バトンタッチをするのか』

ということですね。

カンファレンス中にも
参加者のアメリカ人同士で

『サクセッションプランに
ついてどう考えてるの?』

という会話がされていたり、
それをテーマにしたセミナー
もあったりします。

アメリカでFPが活躍を始めてから
30年くらい経っているそうで、既に
引き継ぎも多数あるようです。

これは、アメリカのFPの
特徴と言うよりは、

“世界中のFPが共通して持って
いる悩みだけれど、アメリカでは
実際の件数がダントツで多い”

という感じですね。

だからこそ、M&Aも活発ですし、
ノウハウも豊富になります。

実際に、親から引き継いだ
というFPや子どもに引き継がせたい
というFPに何人か出会いました。

アメリカだと、FPは家業みたいな
イメージになっている気がしますね。

僕が知っている日本のFPの方でも
引き継ぎに関する悩みをもっている
方は結構たくさんいるかと思います。

子どもに継がせる場合を除いて、
外部に引き継ぎをさせる為の
ノウハウをざっくりと説明をすると、

・属人的な部分を少なくする
・ビジネスのプロセスを明確化する
・ビジネスのプロセスを単純化する

ということを行なっていき、
誰でも運営できるような仕組みを
構築すべき、ということみたいです。

こういったことを指南するプロが
いるというのもアメリカの特徴ですね。

初回面談時のキット

最後に、

“これは日本でもすぐに応用できる!”

と感じたことをお話したいと思います。

アメリカのFPは、
最初の面談時にお客さんに

・FP事務所の考え方
・提供できるサービス
・お客さんが得られるもの
・お役立ち情報

このようなものをまとめた
キットを渡す場合が多いようです。

先日訪問したボストンのFP
事務所のマークさんも
これを持っていました。

参考の為に写真を載せておきますね。

mark_kit

このキットには入っていませんでしたが、
ここにお客様の声を入れるのも
良いアイデアだと思います。

このキットがあることによって、
お客さんのFPへの理解が
深いものになるはずです。

その結果、

・顧問契約への移行率が上がる
・リピート相談が発生しやすくなる
・考え方のミスマッチが少なくなる

このようなメリットを
得ることができそうですね。

一番最初にお客さんに会った時の
為のこのようなキットを作るのは、
とても良いアイデアだと思います。

・・・

さて、色々と感じたことを
つらつらと書いてきましたが、
これでアメリカ訪問記は終了です。

これからも機会があればまた
行ってみたいと思います。

その時にはまたこのような形で
情報をシェアしていきますね。

P..S.
ボストンはロブスター
がおいしかったです。

そのままでも結構美味しかった
ですが、ロブスターのパスタ
みたいな料理が絶品でした。

ロブスター

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この記事を書いた人

石塚 駿平

株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。2019年はカナダを生活の拠点にしながら活動中。

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