東京から茨城のつくばに引っ越して半年が経ちました。
こっちでの生活も慣れて、馴染んできた気がします。
東京と地方では色々と違うことが多いのですが、、、
この前、ふと気づいたことがありました。
それは何かというと、
『地方の場合は郵便受けに届くけど、東京では届かない』
ものがあるということです。
これ、あなたはなんだかわかりますか?
東京では届かない"あるもの"
その答えは何かというと、地域密着のフリーペーパーです。
つくばに引っ越してからは届くようになったのですが、東京に住んでいた時はそういったものはありませんでした。
区報が届くくらいでしたね。
ちょうど今日届いたフリーペーパーの内容としては、
・バスで行けるスキーリゾートの紹介
・地元のラーメン屋特集
・地域のイベント情報
・新しくオープンしたお店の紹介
・ランチがおいしいお店の紹介
・習い事、スクール特集
こんな感じでした。
ついつい見てしまう
正直、大した内容ではないと思うのですが、
「このお店行ってみようかな〜」
「このイベントは面白そうだから行こう!」
「ここに新しいお店ができたんだ!」
など、こういった発見があるので見ちゃうんですよね。
もしあなたが地方に住んでいるのなら、同じようなことをしているんじゃないでしょうか?
フリーペーパーとか、地元密着の媒体は人気がありますよね。
FPの方でも、コラムを執筆していたりすると
「コラムが載っていたの見たよ!」
と友人から声をかけられることもあるという話はよく聞きます。
地元の人が見るということは・・・
地元の人によく見られている、ということはマーケティング的な視点で考えると
『広告媒体として機能する可能性がある』
ということを意味します。
紙媒体広告に比べて今は、ネット広告の競争が激しくなっています。
地域を絞って効率的な広告を打つことができる媒体としては、フェイスブックがありますがもう登場から10年以上経っていますよね。
あくまで基本的な法則ですが、こういった媒体というのは新しければ新しいほど成果が出やすい傾向があります。
なぜなら、競合が増える前だからです。
個人的には、もっとネット広告として使える媒体が増えてもおかしくないと思っていたのですが・・・
2010年代はそういったサービスは出てこなかったですね。
ネット広告のコスト上昇
そういった背景もあり、フェイスブック広告などのネット広告で反応を取るハードルは高くなってしまっています。
例えば、セミナーに1人集客をするのに1〜2万円のコストがかかってしまう。
場合によっては、2万円以上かけても1人も集まらない場合もあります。
すごくうまくいって、1人5,000円程度。
それ以下だったら、大成功と言える部類だと思います。
もちろん、何事も試してみないとわからないというのが真実なのですが・・・
こういった状況の中で、地味な地元密着の紙媒体広告の方が成果が出る可能性も捨てきれません。
成功しているFPの例
実際に、最近地方で活躍をしているFPの方の話を聞くと、地元密着のフリーペーパーなど紙媒体の広告で、そこそこ良い結果を出している人がいたりします。
セミナーに1人集めるのに数千円から5千円くらいで集めることができていたり、、、
直接相談の申込みに5,000円以下で繋げることができていたりなど、、、
他の広告手法と比べた時に、成功と言える成果を出していることがあるようです。
そういう事例を聞くと、
「広告を出すならこういった媒体も選択肢に入れるべきだな」
と感じます。
広告費は数万円で住む場合が多く、失敗してもダメージが少ないですしね。
紙媒体広告の超重要ポイント
ここで、地元密着のフリーペーパーのような紙媒体広告を使う場合の超重要ポイントを伝授しましょう。
それは何かというと、
『パッと見で何をやっているのかイメージできるもの』
である必要がある、ということです。
例えば、住宅の完成見学会。
これは、一般的に認知されているものですよね。
こういったものは、反応が出る可能性が高いです。
一方で、
「ライフプランを作成します」
みたいなものを前面に出した場合、何も反応が来ない可能性が高くなります。
なぜなら、一般の人はパッと見ですぐにイメージができないからです。
紙媒体広告の場合、スペースが非常に限られています。
なので、詳細な説明はできません。
だからこそ、パッと見ですぐにわかるようにしないといけません。
検討の価値アリ
このポイントを押さえておけば、紙媒体広告を出してみる価値は十分にあると思います。
競合が少ない分野だと、もしかしたら上手くいくかもしれません。
ただ、ここで言っているのは
「試してみる価値は十分にある」
ということなので、これをやれば絶対に成功する、という訳ではありません。
マーケティングというのはトライ&エラーの繰り返しです。
一発で当たりを引けるものではありません。
色々なことを試して最適解を見つける意識でやるべきです。
紙媒体広告にしても、複数の媒体を試したり、打ち出すコンセプトを変えてみたりなど、できることは色々とあります。
そういった前提で挑めるのであれば、ぜひやってみるのもアリだと思います。
そうすることで、金の鉱脈を発掘できるかもしれませんよ。