お客様に行動を変えてほしい時

自宅オフィスより
執筆者:中西雅司

いったい、いつ買ったのか?

まったく記憶にないのですが、、、

引っ越しをきっかけに、本棚を整理していたら、

こんな本が出てきました。

それは、

「世界の名言100(著者:遠越段さん)」

という本です。

一度も読んでいないので、綺麗なまま。

何をきっかけに、いつ買ったのか?

全くわからないのですが、その本をペラペラとめくっていると、

結構、面白いことがわかりました。

そして、名言集、好きになってしまいました。

なので、その中で、興味深いものはたくさんありましたが、

特に、私たちFPにとって、印象深い言葉がありました。

名言が良いと感じる理由

ことわざや慣用句、四字熟語などもそうなのですが、

この本を読んでいて、やっぱり

「名言ってやっぱりいいなぁ」

と思いました。

なぜなら、

「短い言葉なのに、その言葉からたくさんのことが伝わってくるから」

です。

言葉が短いだけに、人によって捉え方は変わるのかもしれませんが、

その短い言葉をきっかけに、自分のこれまでの行動や、

これからの行動を見つめ直すきっかけになるものが多いです。

興味深かった名言は?

で、今回私が、特に気になった言葉は、これです。

=====

「子どもたちに自分の学んだことのみを教えてはいけない。なぜなら、彼らはちがう時代に生まれているのだ」

=====

つまり、

「親と子どもでは、生きている時代が違うので、自分が知っていることだけを教えてはダメ」

ということですね。

名言というと、一般的には、

「◯◯さんが言った言葉」

というものが多いですが、

この言葉は、そうではなくて、

「ユダヤ教徒の言い伝え」

だそうです。

長い歴史がありそうですよね。

で、なぜこの言葉が気になったか。

それは、FPの分野でも、当てはまると感じたからです。

親の勧めに従って行動

FPの分野でも、親と子どもは、生きている時代が違うにも関わらず、

「同じ行動をしてしまって、失敗している」

ことが多いと感じています。

私の世代(40代)で言えば、

親の時代と、子供の時代で、一番わかりやすい違いは、

「金利の違い」

ですかね。

金利が高い時代と低い時代では、選択は異なるべきですが、

親からの勧めに従って行動して、同じような選択になってしまっているケース。

あなたも、そんなお客様によく出会うはずです。

親を見習って行動

あるいは、親から勧められてはないけれども、

親と同じ行動をするのが正しいと思い込んで、行動をしてしまうケース。

こういったケースもよくありますよね。

私も、昔は、親が定期預金をコツコツとやっていたので、

「定期預金をすることが良いことだ」

という思考になってしまっていました。

親の時代は良かったですけどね。

相手の行動を促したい時に

というわけで、今回のような名言を、お客様に上手に伝えることができれば、

「行動をより良い方向に見直すきっかけ」

になるのではないかと思ったわけです。

名言は、人が行動をするきっかけになりやすいです。

実際、様々な場面で使われています。

なので、相手の行動を促したい時に、上手に使ってみてください。

例えば、

・相談の場

・ホームページの文章

・セミナー

・ブログ

・メルマガ

など様々な場面で、使っていけそうですね。

名言についての本は、色々ありますし、ネット上にも、名言はたくさん掲載されていますね。

あなたにとって、何かの気づきになれば嬉しいです。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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