1日24時間じゃ足りない?なら・・・

石塚駿平

『やればいいのはわかってる
けど、やる時間がない・・・』

これは、特に1人でFPとして
独立している人に共通の悩みです。

会社の中で分業された仕事をして
いる時は感じないかもしれませんが、
自分で全部やらなきゃいけない状況だと、

“やらなきゃいけないことが
多すぎて1日24時間じゃ足りない!"

と感じることもあるでしょう。

もちろん、僕もこういった
状態になることはあります。

1人で活動をしていると、
こういった事態は必ず起こるはずです。

時間管理をしないと・・・

しかし、こういった状態になってしまうと、
ある大きな問題が発生してきます。

それは、

『本当にやるべきことができない』

という問題です。

よくあるのが、、、

『やった方がいいのはわかってるん
ですけど、新規顧客の提案に時間が
かかってできないんですよねー』

というパターンです。

この状態に陥っているFPに、
僕はこれまで何回も出会ってきました。

この状態に陥ってしまうと、
ビジネスを成長させる為に必要な時間、
例えば・・・

・ホームページやブログを充実させる、
フォローアップの仕組みを整える等の
マーケティングの為の時間

・自分の方向性を考えたり、
やるべきこととやるべきでない
ことを真剣に考える時間

このような時間を確保することが
できなくなってしまいます。

第二領域の重要性

7つの習慣の著者、
フランクリン・コヴィー博士は、
全ての活動を4つの領域に分類しています。

======================================
第一領域:緊急で重要な仕事
例)新規の面談、提案書の作成など

第二領域:緊急ではないが重要な仕事
例)マーケティング活動、計画作りなど

第三領域:緊急だけど重要でない仕事
例)電話対応、突然の来訪など

第四領域:緊急でもなく重要でもない仕事
例)ネットサーフィンや必要以上の息抜きなど
======================================

このうち、あなたのビジネスを
生産性を決めるのは、

『第二領域』

の活動です。

ほとんどの人は、第一領域に
関しては一生懸命仕事をします。

すぐやらなきゃいけなくて、
重要な活動だからです。

新規顧客への提案をやらない
人はいないですよね?

しかし、第二領域にはなかなか
取り組もうとはしません。

この理由は単純で、、、

“後回しにしても大丈夫”だからです。

後回しにしても大丈夫なものは、
忙しいと後回しにしてしまいがちです。

でも、ビジネスの生産性を高めたり
人生を充実させる為に必要なのは、
第二領域の部分になります。

この部分に費やせる時間を
増やすことができれば、、、

マーケティングのレベルを上げたり、

ビジネスの生産性を良くしたり、

ひいては、自分の人生をより
良くすることができるようになります。

第二領域の時間を増やす秘訣

では、一体どうしたら
第二領域に取り組む時間を
確保することができるのでしょうか?

これは、お勧めの方法があります。

それは・・・

第二領域に取り組む為の
時間を予めブロックしておく、
という方法です。

例えば、、、

スケジュールに

"14:00〜16:00は○○さんと打ち合わせ"

と書いてあったら、その時間は
確実に空けることになりますよね?

それと同じで、スケジュールに

“第二領域に取り組む"

と書いてその時間をブロックすれば、
確実にその活動を行うことができます。

予めブロックしておけば、
そういうものだと思って他の
スケジュールを組むことになります。

なので、他の仕事に流される
という可能性がなくなるのです。

ブロックしろ!

また、この方法は自分の休みを
取る時にも応用ができます。

自分一人でやっていると、なかなか
休みを取ることができませんよね。

そこで、予めスケジュールに

“○○日から□□日は休み"

と書いておけば、そのスケジュールが
実現できるように仕事を調整する
ことを考えるようになります。

その結果、実際に休みを取ることが
できるようになる、という仕組みです。

・・・

もしあなたが、

『時間がなくてやりたいことができない』

と悩んでいるのなら、ぜひこの

“予め時間をブロックする"

という方法を使ってみて下さい。

そうすれば、あなたの時間を
有効活用できるようになるはずです。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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