「ああ、またこの質問か・・・」
よくFPの方から出てくる質問で、
僕がこう思ってしまうものがあります。
セミナーの質疑応答や、懇親会の場で
よく出てくる質問なのですが・・・
正直、僕はあまり好きではありません。
その質問はどんなものかと言うと、
「でも、それはお客さんもいて、人脈も
ある○○さんだからできることじゃないですか?
自分は全く何もない状態なので、
できないと思うんですよね。。」
こういったものです。
2つのタイプの人
未知の分野にチャレンジする時は、
2つのタイプの人がいると思います。
1つは、「それができない言い訳」を探す人。
上に挙げた「でも自分にはできない」
理由ばかり考える人です。
もう1つは、「どうやったらできるのか」を考える人。
経験も人脈もないけど、どうやったら
自分もできるようになるのかを考え、
前向きな質問をする人です。
この2人では、どちらが成功する
可能性が高いでしょうか?
間違いなく、後者の方ですよね。
ある分野で現在は成功を収めている人でも、
最初は0からのスタートだったはずです。
最初から人脈があったり
顧客がいた訳ではありません。
そう考えると、
「この人は既に人脈もあるし経験もあるし
顧客も付いているから出来るわけで、
自分にはそれがないからできない」
というのは全くおかしな考えだと気付くはずです。
言い訳の上手い人は・・・
『ビジネスを成功させる能力と、
言い訳をする能力は相反するものである』
ある億万長者のマーケターはこう
言いましたが、これは全くその通りだと思います。
何を聞いても、「それは自分にはできない」
と後ろ向きな発言をする人で、
成功を収めている人を見た事はありません。
こういった人は、できない言い訳ばかり探して
結局行動しないことが多いからです。
そうではなくて、例え困難な状況でも
「どうやったらできるだろうか?」
「どうにかして同じ事ができないか?」
「自分の場合はどうやれば上手くいくか?」
と前向きに考える人は成功のスピードが
早いですし、実際に成功している人が多いです。
どうやったらできるのか?
もしあなたが、自分にはちょっと難しい
ハードルを目の前にした時は、
『なぜできないのか』
を考えるのではなく、
『どうやったらできるのか?』
を考えてみて下さい。
そうすれば、質問の仕方が変わります。
根本の考え方を変えれば、
「もし○○さんが私と同じように人脈も
経験もない状態からスタートしなければ
いけないとしたら、どうしますか?」
「○○さんは、スタート時にどのようにして
最初の人脈や顧客を開拓していったのですか?」
このような質問になるはずです。
こっちの方が"できない言い訳”を
探すよりも生産的ですし、
聞かれる側も気分がいいです。
気分が良くなれば聞かれた方も
色々と喋ってくれるので、
さらにいい循環が生まれます。
実際に、僕もできない言い訳を並べる人より、
『どうやったら上手くいくか』
を前向きに考える人に積極的に
アドバイスをしたいと思っています。
考え方を変える
物事に対してどう考えるか?
というのは、その人の人間性を
作っている一番の要素だと思います。
ビジネスにおいても、ここがしっかり
できている人は早く上手く行きます。
・・・
あなたは、どのような考え方を持ちますか?
最後に、あなたにマザー・テレサの
言葉を贈りたいと思います。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。