「もう二度と、来ないで下さい!」

昆知宏

お客さんにこの言葉を浴びせた
ラーメン屋さん。

何の話かというと、
“ラーメン次郎”の話。

マシマシもりもりのあれですね。

新潟にもお店があるのですが、
私は胃腸が弱く自信がなく、
チャレンジしたことはありません。

好きな人には、たまらないらしいですね。

そんなラーメン次郎でネットを
賑わす事件があったようです。

初めて来店したお客さんが、
大盛を注文したそうなのですが、

店員さんは、

「絶対食べられないから
やめたほうがいいですよ。

残してほしくないのでやめてください。
足りなかったら追加ができますよ。」

と、再三返したそうです。

しかしお客さんは、

「大丈夫だから、大盛ください。」
と振り切ってオーダー。

どうやらお客さんは、
次郎の大盛ラーメンをSNSに
アップするのが目的だったらしく、

写真をパチリ。

「ちょwマジ大盛w」
「無理www」

みたいな投稿をしたかったのでしょう。

そして案の定、ラーメンは半分も
食べられず残して店を去ることに。

たまらず店員さんは、

「だから言ったじゃないですか。
もう二度と来ないで下さい。」

と返したそうです。

これに対しネットが荒れているようで、

『再三注意したのに、お店に失礼!』
という意見と、

『お金を払ったのだから何をしても
お客さんの勝手だろ!』

という派の意見があるようです。

あなたはどちら派ですか?

私は圧倒的にお店派です。

あなたはお客さんに意見できるか

お金を払えば何をしてもいい!

こんな理屈が通るはずもなく、
ラーメン次郎の件は、どう考えても
ラーメン屋さんが正しいでしょう。

実際インターネットで、
「そう思う」「そう思わない」の

プッシュ数を見ても9割が
ラーメン屋さん擁護派でした。

お店として嫌なこと、できないことは
事前にハッキリと伝えるのが
お互いにとっていいのは当たり前です。

どこまでもお客さんに合わせる必要は
ないのです。

誠意を込めて作ったラーメンを
粗末に扱われたら頭に来るのは
当たり前です。

理念が伝わらない相手に商売を
しても何のやりがいもありません。

失礼な顧客への対応

私は事業を現状1人で回しています。
なので、時間が一番大切なものになります。

先日貴重な土日時間を使った
打ち合わせ(初回面談)を
連絡なしに2回連続ドタキャンした
お客さんがいて、

連絡をしてみたら、

「忘れてましたー^^;、
また行けそうな日があったら連絡します^^」

という感じだったので、

「私も○○さんのために予定を作っていたので、
確実に来れる日をきちんと教えてください。
忘れられたでは、困ります。」

と言ったら、ムスッとされて二度と連絡が来なくなりました。

これを言わずに、

「全然いいですよー^^
次回来れそうな日があったら
また連絡くださいねー。」

なんて言ってその後、失う時間のことを
考えるとゾッとします。

また、先日、相談には料金がかかると
事前に言って了承もとっていたのに

「無料だと思っていた!
だから支払いたくない。」

という、

「無銭飲食か!」

と、タカアンドトシ並みに突っ込みを
入れたくなるような相談者の方が
いたのですが、

まさに、
「もういいから帰ってください。
二度と来ないで下さい。」

でした。

さすがに直接言いませんでしたが、
そういう空気感を前面に出しました。

実際このパターンは、
お客さんでもなんでもなく、
ただのクレーマーです。

ミスマッチは負のスパイラル

私はFPの仕事は、
物売りではなく対等な関係で

正しい方向へ導くアドバイザーという
気持ちで行っています。

そのため、

『お客様は神様です。』

という発想がありません。

つまり、
お客様は神様だろ!

思考のお客さんとは到底うまく
付き合っていくことができないので、

初めからそのような思考な方と
どうやって“お付き合いしないよう”に
するかを注意しています。

慣れてくると電話の話し方や
メールでの文面でも分かります。

無料でとにかくやってもらおう
体質の方ですね。

そのような方は、私ではなく
”神様仕様“で対応してくれる
住宅営業マンさんと話をした方が
お互いにとって絶対に幸せなのは明白です。

ミスマッチを生んでしまっては、
お客さんを満足させることも
できないし、

自分自身がストレスを抱えてしまう
ことになります。

こう考えるとすべての方の
幸せのために、

やっぱり自分が思ったことは、
はっきり言っていくべきだと
思うわけです。

ミスマッチっぽいお客さんには、

「ミスマッチですよー!」

と言葉を変えていう勇気。

これって結構FPには、
大事なことだと思います。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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