完璧になるまで待つ必要はない

新宿のエクセルシオールカフェより
執筆者:中西雅司

  

「完璧になるまで待つ必要はない。やりながら完璧にすればいい」

これは、facebookの創設者、マーク・ザッカーバーグの言葉です。

私は、今となっては、この考え方に沿った行動ができるようになりました。

でも、、、正直なところ、独立前後の私にとっては、とても苦手な考え方、行動の仕方でした。

なぜなら、会社員時代は、ほぼほぼミスが許されない仕事をしていたからです。

なので、その癖もあり、

「できるだけ準備や知識を完璧にしてから、独立したい」

という想いが強く、準備や情報収集をする日々。

でも、半年ほど経過したある日のことです。

鬼の形相

朝、目が覚めたら、目の前に鬼の形相の妻(当時は結婚前)がいます。

そして、妻はこう言うのです。

「いつになったら開業届出すの??」

と。

寝ぼけていた私が、それに対してどう回答したかは覚えていないです。

でも、その後、妻の圧に負けた私は、1週間くらいで、私は開業届を提出することとなります。

渋々です。

なぜなら、まだまだ準備が足りないと思っていて、開業届は早いと思っていたから。

ですが、出してしまったのです。

自然と前に進んでいく

ところが、開業届を出してしまったら、いろんなことが前に進み出します。

まずは、自然と、知人や家族に「開業したよ」と伝えるようになりました。

そして、名刺があったほうが良いと考え、名刺を作ることになります。

名刺を作るとなると、住所や電話番号、メールアドレスも準備する必要が出てきますよね。

名刺を作ったら、今度は名刺を使うぞ!となり、いろんな交流や勉強の場に顔を出すようになりました。

このようにして、私は、妻の圧に負けて、開業届を出したことを契機に、いろんな行動が自然と進んでいったのです。

まずは行動する。やりながら完璧に

まさに、

「やりながら完璧にすればいい」

ということを実感する毎日でした。

行動しないままに、完璧を求め続けていたとしたら。。。

いつまで経っても完璧にはならなかったはずです。

きっと、結果が出るのも何年も先だった(あるいは結果が出ずに諦めてしまった)に違いありません。

今から振り返ると、開業届を出すように進言してくれた、妻に感謝の気持ちでいっぱいです。

まずは小さな一歩を

というわけで、独立するかどうか迷っているあなたは、まずは小さな一歩でも良いので、行動をしてみましょう。

私の行動のきっかけになった、「開業届を出す」ということは、結構オススメです。

ただ、、、開業届を出すというのは、ハードル高めですよね。

私の場合はすでに会社を辞めていたので簡単でしたが、会社員として働いたりすると、結構ハードルが高いことだと思います。

なので、難しい場合は、別の行動でもOKだと思います。

行動していれば何でも良いですが、オススメは、

「自分1人では完結しない行動」

です。

1人では完結しない行動の事例

例えば、インターネットで調べるというのは、1人で完結する行動ですが、そういう行動ではなく、1人では完結しない行動。

具体的には、

・FPの勉強会や交流会に参加してみる(他の人と話をする)

・SNSのアカウントを作って投稿してみる(他の人にも見られる状態)

・誰かに相談する

・シェアオフィスを借りてみる

・モニター相談をやってみる

などです。

他にも色々とあると思います。

このように自分以外の人の目にも触れるような行動だと、見られているという感覚が生まれるので、その後の行動が進みやすくなります。

少しずつ行動しながら、ザッカーバーグの言うように「やりながら完璧にすればいい」のです。

あなたの人生をより良いものにするために、完璧になってからではなく、まずは勇気を出して行動してみてください。

さて、あなたは最初の一歩として、何を選びますか?

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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