プロフィールをどう書くか?
これは、とても重要な問題です。
ホームページでは、代表プロフィールは
よく見られるページの1つです。
そして、FPは「面と向かって相談をする」
人である以上、お客さんは、
『この人に相談しても大丈夫かな・・・?』
と不安に思っています。
誰も、どんな人だかわからない人に
自分の大切なお金のことを話したがらないですよね。
そこで今回は、誰が見ても魅力的な
プロフィールの作り方をお伝えしたいと思います。
神話の法則
あなたは『神話の法則』と
呼ばれるものを知っていますか?
これは、神話学者であるジョゼフ・キャンベルが、
世界中の人気のあるストーリーを分析した結果、
“人が感動するストーリーには一定の法則がある"
ということを発見したものです。
この法則が上手く使われているのは、
映画の分野です。
特にハリウッドでは、この『神話の法則』を
取り入れてストーリーが作られています。
代表的なものであれば、
スター・ウォーズがあります。
他にも、ハリー・ポッター、
ロード・オブ・ザ・リングなんかが典型ですね。
物語の構成
これらのストーリーがどのような
構成になっているのかを説明すると・・・
【旅立ち】
1.日常の世界
2.冒険へのいざない
3.冒険の拒絶
4.賢者との出会い
5.第一関門突破
【試練】
6.敵との戦い・仲間との出会い
7.最も危険な場所への接近
8.最大の試練
【帰還】
9.報酬
10.帰路
11.復活
12.帰還
と、このような構成になっています。
そして、この構成に沿ったストーリーは、
普遍的に人を感動させるものになるのです。
内容を少し思い出してみれば、
スターウォーズもハリーポッターも、
このような構成になっていることがわかると思います。
最初に何かのきっかけができて、
師匠が現れる(オビワン・ケノービとか、ダンブルドアとか)。
そして、仲間を作りながら、
物語の最大の敵を倒す。
ざっくりいうと、こんな感じです。
この構成を、そのまま自分の
プロフィールに応用するのです。
そうすれば、見た人に感動してもらえる、
魅力的なプロフィールを書く事ができます。
ただ、このままだと架空の物語っぽすぎるので、
FPでも使えるように大きく変換して順に見ていきましょう。
1、今までの経緯
まずは、自分がどんな人物かを説明しましょう。
どんな風に育ってきて、どんな仕事をしていたのか。
なるべくパーソナリティを出して、
親近感を持ってもらえるに工夫をします。
2、今の仕事を始めるきっかけ
次に、今の仕事を始めることになったきっかけを書きます。
例えば・・・
『一社専属だと自社の保険しか売れない』
『相談者の話を聞くと、”家を持ちたい”という人が多かった』
『自分で相続を体験して、知識の大切さを実感した』
このような感じです。
そして、なるべくそのきっかけに共感してもらい、
“意義があること"だということを感じてもらえるようにします。
3、困難
そういったきっかけがあったものの、
苦悩や困難や問題があった、
という話を伝えられるのがベストです。
例えば、一社専属の保険の営業マンであれば、
『独立すればいいのはわかっているけど、
子供もいるし、上手くやっていける保証なんてない』
というような葛藤をがあったりしますよね。
それを、赤裸々に話すのです。
全部が全部順風満帆に進んでる人は、
あまり応援したいと思われないものです。
東大を出て、トップセールスになって、
MBAを取って起業して成功した男の話なんて
誰も興味ありません。
それよりも、欠点があったり、
苦労している人を応援したいと思うのが人情です。
4、起こした行動
その困難がある中で、どのような行動を取ったのかを書きます。
自分の決心や、どのような努力をしたのかを伝えるのです。
お客さんの為になる知識を得る為にひたすら勉強をしたり、
師匠の元で経験を積んだりした経験です。
5、得られた成果
その次に、行動の結果どのような成果が
得られたのかを明らかにしていきます。
深刻な問題を持っていたお客さんが、
相談をした後に笑顔になって帰っていったとか、、
お客さんに「○○さんのおかげで人生が変わりました!」
と言ってもらえた、などの成果を書いていくのです。
6、志
その結果を受けて、自分がどのような志を持って
仕事をしていきたいのかを書いていきます。
なるべく、読んでいる人が共感できるような、
社会的な意義を感じられる文章にしましょう。
『この人の活動を応援したい!』
『この人が頑張れば、世の中はもっと良くなる!』
という風に思ってもらえるのが理想ですね。
ただ、変に誇張をするわけではなく、
自分の思いや理念を素直に書くのが良いと思います。
・・・
このような構成でプロフィールを書けば、
見た人の心を動かすプロフィールを書く事ができます。
是非、このような構成を参考にしてみて下さい。
きっと、印象が変わりますよ。