今回は、質問回答です。
FPライズメルマガでは、
質問投稿フォームを用意しています。
ここから質問を送ってもらうと、
メルマガ上で回答をしますよ、というものです。
この質問投稿フォームには、
結構頻繁に寄せられる質問があります。
それは、
「FPって稼げるの?」
「独立FPって成り立つの?」
という質問です。
この問いかけには、日々のメルマガや
セミナーで回答をしているつもりですが・・・
今回は直接、頂いた質問に答えてみたいと思います。
1つ目の質問
いつも大変勉強させて頂いております。
私は福井県在住の50歳です。
保険販売歴はトータル10年ぐらいで、
現在は来店型ショップに勤めています。
毎回メルマガを読んで思うのですが、
やはり都会だとフィーを払ってFPに相談するという事もあるのでしょう。
ただ地方で、しかも福井県という保守的な人の集まりの
この土地で、果たして独立系FPが成り立つのか。
実際、県内の独立系FPは聞いたことかありません。
ぜひ、地方の、それもコンサルも分からないような
お客様を同じ方法で集客し稼げるようになるのか。
そういう話をFPライズさんでして頂きたいです。
質問への回答
回答ができる所を1つずつ見ていきましょう。
>毎回メルマガを読んで思うのですが、
>やはり都会だとフィーを払ってFPに相談するという事もあるのでしょう。
都会、地方というのはあまり関係ありません。
多少違いはあると思いますが、
どちらにもフィーを払ってもらっているFPがいます。
面白いことに、都会の人は
「地方だからできるんでしょ」
と言い、
地方の人は
「都会だからできるんでしょ」
と言います。
だから「地方だから」というのは言い訳に過ぎません。
>ただ地方で、しかも福井県という保守的な人の集まりの
>この土地で、果たして独立系FPが成り立つのか。
>
>実際、県内の独立系FPは聞いたことかありません。
成り立ちます。
ポイントは、価値のあるサービスを提供できること。
そして、その価値をしっかりと伝えられるかどうかです。
・保険のムダなコストをカットする
・相続の全体のコーディネートをする
・住宅購入のサポートをする
・資産運用のアドバイスをする
・法人の経営に関するアドバイスをする
上記のどれをとっても、適切なアドバイスが
できれば少なくとも100万円以上の価値はあります。
その価値を伝えることができれば、
お客さんからフィーがもらえるようになります。
周りにいないのなら、自分が第一人者になりましょう。
もう1つの質問
もう1つの質問を見ていきましょう。
こちらは、質問に回答をしながら見ていきますね。
>日本のFPってNPO法人(非営利法人)から
>始まったせいなのか、フィーにしろ、コミッションにしろ
>取りづらい感覚がある気がしますが、いかがなんでしょうか?
→気のせいです。
>まず、体験談ですが、日本FP協会のフォーラムの相談員をした場合、
>
>①名刺を渡すことができません
>
>②あなたの場合、こうした方がいいよ、といった個別相談に応じるのが困難な空気です。
>(特に税務に関しては、個別に相談した場合、税理士法違反になります)
→FP協会を経由しない形にすればいいと思います。
そうすれば縛られることはないでしょう。
>で、これを克服するため、①クライアントと同髄して、
>銀行なり、税務署なり行って、
>
>「(一般的には)こういう解釈があるようですが、ウチの場合、いかがなんでしょうか?」
>
>と中途半端になりがちだと思うのですが、いかが思いますか?
→FPができる範囲でアドバイスをして、あとは税理士と連携しましょう。
>また、FPって、士業ですが、代理権がありませんよね?
>
>弁護士なら、本人に変わって法知識で、
>税務なら本人に変わって税務を行うことができますが、
>FPは、一般知識で留まります。
→独占業務や代理権がないからこそ、人生全体を見渡したアドバイスができます。それができるのはFPだけです。
>ぶっちゃけ、中途半端な気がしますが、それにお金を払ってまで依頼するモノなのでしょうか?
→はい。ポイントはしっかりと価値を伝えることができるかどうか。
そして、自分の価値を自分で認められるかです。
FPとしてできることはたくさんありますよ。
>米国では、弁護士の次にやり甲斐のある職業みたいですが、
>その辺の歴史からやりづらい気がしますが、いかがなんでしょうか?
→アメリカでも、最初から地位が確立されていた訳ではありません。
それに、アメリカだからみんなフィーを払うという訳ではないそうです。
https://fprise.com/america_fp_fee/
歴史がないからやらないのではなくて、
歴史を作っていく側に立てるといいですね。
一緒に世の中を変えていきましょう
質問の回答は以上です。
僕は数多くの独立FPに会ってきたので、
『FPがお客さんから直接フィーをもらえる』
というのは頭の中で常識として定着してしまいました。
しかし、まだまだ日本ではそんなことはないですし、
FPの中でさえもその認識がないことが多いです。
この状況が変わるように、情報発信を続けていきたいですね。
10年後、20年後にはもっと独立FPの存在が
一般的になるように、一緒に頑張っていきましょう。