お金をもらうのは悪い事?

石塚駿平

先日、船井総研さん呼ばれて

ウェブ集客の話をしに大阪まで行ってきました。

 

いつもは東京にいるのでわからないですが、

大阪にいくと人の雰囲気が変わりますね。。。

 

お昼ご飯食べた所のおばちゃんなんか、

東京じゃ考えれないくらい話しかけてきます。

 

「これお醤油ね」

「卵割ったら殻はここに入れればいいから!」

「ごはんのおかわりはあっちね。」

「みそ汁さめているかもしれんから変えよか?」

「お茶はこれにいれて飲んで!」

 

・・・

 

どんだけ説明してくれるんだこのおばちゃん?

と思いながら昼ご飯を食べてました。

 

たまたまかもしれませんが、

とにかく人の違いを感じたひとときです。。

 

まあ、そんなどうでもいい話は置いといて、、、

 

そのセミナー後の懇親会で気付いたというか、

再確認させられたことをお話したいと思います。

 

 

お金の罪悪感

 

 

懇親会の一部の人の中で盛り上がった話で、

 

「FPはお金をもらうのが苦手」

 

という話題がありました。

 

「FPの人は良い人が多いから、

お客さんからお金を受け取れない」

 

「高いお金を請求すると、

”なんでこんなお金を払わされるの!?”

と思われそうで不安に思っている」

 

「値決めをする時にどうしても

躊躇してしまう・・・」

 

こういう問題を抱えているFPが

多いという話です。

 

もしかしたらあなたにも、

心当たりがあるかもしれません。

 

でも、何でこんなお金に対して

罪悪感を感じるFPがここまで多いのでしょうか?

 

そう感じている人には

こんな原因があるはずです。

 

 

お金をもらうだけのスキルがない

 

 

これは、単純にプロとしてお金をもらうに

足るスキルがないという場合です。

 

「自分は、お金をもらうだけの

スキルがないと”思っている”」

 

のではなくて、客観的に見て

 

「この相談スキル・知識レベルで

お金はもらっちゃいけないだろう・・・」

 

と思われてしまうような状態です。

 

ただ、独立FPとして開業されている方で、

この状態に当てはまる人はそんなに多くないと思います。

 

もしその場でわからないことの1つや2つが

でてきても、誠実に「調べておきます」と

伝えておければ良いですしね。

 

特に問題なのは次に挙げる2つです。

 

 

自分の価値を正しく認識していない

 

 

FPの方の話を聞いていると・・・

 

自分の提供するサービスの価値を

正しく理解していないんじゃないか?

 

そう思う事がよくあります。

 

例えば、相談をすることで

200万円くらいの節約効果があるのに、

 

「相談料5,000円でいいですよ」

 

ってお客さんに言ってしまう人が

多いように感じます。

 

これって、

ちょっとおかしいと思いませんか?

 

例えば、あなたの年収を200万円上げる

アドバイスをしてくれた人がいたとして、

 

その人が「5,000円でいいですよ」

って言ってきたら、変に感じませんか?

 

問題なのは、お客さんがどういう

結果を得られたかです。

 

あなたが、どれだけ労力を

払ったかではありません。

 

お客さんは、「このFPの方は私の為に8時間も

時間を使ってくれたから、これだけ払ってあげよう」

 

とは思わないものです。

 

「このFPの方に相談したらこんなに良いことが

あったらから、これだけのお金を払ってもいいかな」

 

と思うものです。

 

なので、、、

もし心当たりのあるのなら、

 

「自分が与えることのできるものは一体何なのか?」

 

この質問の答えをしっかりと

考えてみる必要があると思います。

 

 

”お金をもらうこと”に罪悪感がある

 

 

例えば保険の販売をする時に、

 

「この保険はコミッションが

高いから売るのは気が引ける」

 

こう考える人がいます。

 

でもこれって、

全く意味がわからないですよね。

 

例えコミッションが高い保険を売ったって、

お客さんには何の損もありません。

 

なのに「自分が悪い事をしている気になる」

というよくわからない理由で躊躇をする方がいます。

 

これは、「お金をもらうことに対する罪悪感」

が自分の頭の中にインプットされているのが原因です。

 

「お金をもらうのは悪いこと」

と無意識のうちに思ってしまっているのです。

 

これは、こどもの頃の体験や親の影響が

大きく関係しています。

 

こどもの時に親がお金でもめたり、

お金ですごい嫌な思いをした経験があると

このような罪悪感を感じるようになってしまいます。

 

もしあなたがお金をもらうことに

罪悪感を感じているのなら、、、

 

その価値観は一体どこで身に付いたのか?

じっくりと思い返してみるのも良いかもしれません。

 

 

お金を得るのは”奪う”こと?

 

 

お金を相手からもらうことを、

 

「相手からお金を奪っている」

 

と考えてしまう人も多いようです。

 

物理的には、

相手の財布の中身が減りますからね。

 

でも、しっかりとした相談のスキルがあって、

 

『価格以上の価値を相手に与えること』

 

ができれいれば、、、

 

相手からお金をもらうことは、

”奪うこと”ではなく、”与えること”です。

 

つまり、、、

 

自分がお金をもらえばもらうほど相手が

ハッピーになる、ということになります。

 

年に100万円しか稼げない人よりも、

年に1000万円稼いでる人の方が、

もたらしている価値は大きい。

 

ということですね。

 

それに、お金を動かした方が

経済的には発展するはずです。

 

もし日本でビジネスをしている人が、

 

「お金をもらうことは悪い事」

 

だと考えて、ちょっとしか稼がないようになったら

どうなってしまうでしょうか?

 

きっと、すぐに経済が衰退してしまうでしょう。

 

それに、個人レベルで考えてみても、

お金を稼ぐことができなかったら、、、

 

ご飯を食べることはできません。

 

適切な医療を受けることもできません。

 

こどもを育てていく事もできません。

 

FPとして、”お金の専門家”を謳っているのに、

これではちょっとおかしいですよね。

 

・・・

 

もちろん、お金に対する考え方は

人それぞれで良いと思います。

 

別に、ここに書かれていることを

全て鵜呑みにすることはありません。

 

でも、、、

 

もしあなたが「お金をもらうこと」

に抵抗を感じているのなら、、、

 

ちょっと時間をとって考えてみませんか?

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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