準備を見せると、売れやすくなる

沖縄のホテルより
執筆者:中西雅司

   

生まれて初めて、沖縄にプロ野球のキャンプを見に来ました。

2月に沖縄へ来るのも初めてだったので、どんな気候かもよくわからなかったのですが、ずいぶん暖かいですね。

海に入れるほどではありませんが、20度前後で日差しも強く、車を運転しているとエアコンを入れないと暑いくらいです。

さて、プロ野球のキャンプというのは、試合という本番に向けて集まって練習するものです。

つまり、簡単に言えば「本番に向けた準備」です。

本番ではありません。

それにもかかわらず、多くの人がわざわざ現地まで見に来ます。

なぜでしょうか。

なぜ人は「準備」を見に来るのか

キャンプでは、派手なプレーが連続するわけではありません。

試合ほどのドキドキ感もありません。

それでも多くの人が来るのは、

「選手の人間性を感じられるから」

だと思います。

一方で、球団側にとってもメリットがあります。

チームや選手のコアなファンを獲得できるほか、SNSで発信してもらえるなど宣伝効果もあります。

そして、デメリットは、ほとんどありません。

多少の運営コストがかかる程度です。

なので、球団側にしても、「準備をファンに見せること」によるメリットも大きい。

FPにも応用できる

このような「準備を見せる」という考え方は、FPビジネスにも応用できます。

たとえば、

「FPとしての研修への参加」

などの業務に向けた準備の部分は、本来、お客様には見えません。

でも、「最新情報を収集する研修に参加しました」とSNSやブログに書く。

それだけでも、「この人はきちんと学び続けている人なんだ」という安心感につながります。

1人の作業も見せる

あるいは、FPの準備と言えば、

「キャッシュフロー表の作成」

もそうです。

ヒアリングのあと、次の面談に向けて1人で資料を作り、分析する。

これは本来、お客様からは見えない部分です。

ですが、例えばホームページに「○時間~○時間かけて資料作成・分析を行います」と書く。

すると、「こんなに時間をかけて考えてくれるんだ」という印象になります。

完成した提案だけでなく、そこに至る過程が伝わることで、人間性や想いが伝わり、信頼が生まれるわけです。

準備をあえて見せる

このように、準備の部分をあえて見せることは、人間性への理解、そして顧客の安心感につながります。

努力や姿勢が伝わることで、既存のお客様には安心感が生まれ、見込み客にとっては相談申込のハードルが下がります。

ほとんどコストをかけなくてもできることですので、ぜひ意識してみてください。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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