家を契約しました

先週、ついに家の契約をしてきました。

何回かメルマガでも書いていますが、僕と妻は茨城県につくば市に家を建てる予定です。

土地も既に購入し、決済は9月末になりました。

正直、建築材料の高騰で家を買うには最悪なタイミングですが・・・

それはしょうがないでしょう。

住宅価格が下がるかどうかはわからないですし、自分たちが家を建てたい時が一番ベストなタイミングだと思います。

という訳で大きな決断をした訳ですが、僕たちが選んだ住宅会社は結構面白い特徴がある会社でした。

どんな風に面白いかというと・・・

契約までが遅い

まずは、家の価格を最終決定するまで契約はしないというポリシーがあることです。

住宅会社は普通、先に契約をしたがりますよね。

その結果、契約をしてからオプションが積み重なり、最初の金額から300万アップしてしまった。。

こういうことは日常茶飯事だと思います。

しかし、その住宅会社は

「そういうことは起こってほしくない。全部納得してから決めてほしい」

という理由で、全ての仕様を決めて金額を確認してから契約する方針だったのです。

なので、契約までに既に打ち合わせは20回くらいやったんじゃないかなと思います。

僕はもはや、打ち合わせをしながら、

「まだ契約してないけどいいのかな〜」

という状態になりました。

入金のスケジュールも柔軟

また、決済のスケジュールに関してもかなり柔軟に対応ができ、

「建物の引き渡し時に一括の支払いでも大丈夫です」

ということを言っていました。

普通は着工金、中間金、引き渡し時に残りを決済という形で複数に分かれているのでちょっと驚きです。

理由を聞いた所、

「それくらいはできる体力があるからです」

とのことでした。

こういう体制ができているのなら、客側としては助かりますよね。

誠意のある対応をする為には

もちろん、こういった体制があるから絶対に大丈夫!という訳ではないですが・・・

他の住宅会社と比べると信頼できる感じがあってとても安心できます。

順調に行けば来年の4月には完成する予定なので、とても楽しみです。

そして、その住宅会社の話を聞いていて、とある成功した会社の社長が言っていることを思い出しました。

それはどんなものかというと、

『誠意のある対応をする為には、しっかりと稼がなければいけない』

ということです。

お金があればできること

お客さんに対して誠意のある対応。

例えば、クレームに時間をかけて対応することを考えてみましょう。

自分が稼げていなければ、クレーム対応に時間を使いたくないですよね。

「売り上げ作らなきゃいけないのに、こんなことに時間を使っている場合じゃない!」

と焦ってしまって、誠意のある対応は取りにくいと思います。

逆に、ビジネスが順調で資金も潤沢にあれば、少しくらい立ち止まって時間を無駄にしたとしてもまだ精神的に余裕があります。

なので、お金があれば誠意のある対応ができるようになるのです。

少し売り上げが減るくらいは許容できますし、返金にも快く対応できるでしょう。

それに、僕が最初にお話した住宅会社のように、お客さんの満足に繋がるような条件を提示することもできるようになるはずです。

僕が経験したトラブル

これは、実際に自分でビジネスをやっていると肌で感じるものがあります。

僕はずっと前に、ウェブデザイナーに仕事を依頼して痛い目を見たことがありました。

1度か2度、仕事をお願いした人だったのですが、

「また仕事を依頼したいので見積もりを取ってもいいですか?」

と依頼をした所、メールで見積りを頂きました。

その内容を見ながら検討をしたのですが、ちょっと仕事の質も微妙だったので

「今回はこの仕事の発注は見送りたいと思います」

と連絡をした所、

「もう仕事は着手してます!何言ってるんですか!これは裁判ものですよ!」

と荒れ狂ったメールを頂いたことがあります。

まだ依頼していないのに勝手に着手されるとは想像していなかったので驚きましたが、その人はお金がなかったからこういう反応をしたのではないかと思います。

お金がなければ残念な対応になってしまう

『貧すれば鈍する』

という言葉がありますが、まさにこの言葉が当てはまる状況だったのでしょう。

結果としては、進めた仕事の分だけ支払いをして事を収めましたが(元々払う必要はなかったのですが面倒そうなのでそうしました)、もうそういう人とは仕事をしたくないですね。。

FPも、同じような状況に追い込まれたら誠実な対応はできないでしょう。

「本当は顧客のことを考えたアドバイスをしたいけれど、目先の生活のことがあるから保険が販売できるように誘導しなきゃ・・・」

と、こういう状況に陥ってしまうことは十分に考えられます。

稼げばやりたいことができる

こういった状況に陥らないためには、何をすればいいのかということですが・・・

やはり、しっかりと稼ぐことです。

こういうことを言うと、

「いや、自分は生活できる分があれば十分ですよ」

ということを言う人がいますが、それでは不十分です。

なぜなら、そこを自分の基準にしてしまうと、顧客にとって誠実な対応をする為に売り上げを犠牲にした時に生活が成り立たなくなってしまうからです。

そうならないように、多少売り上げが犠牲になっても構わないような利益は確保すべきだと思います。

それに、これが高いレベルでできるようになれば、

・利益にならない顧客でも精神的に余裕を持って対応ができる

・「売り上げに繋がらなくても大丈夫」という心持ちで精神的に余裕を持った提案ができる

・"お金に繋がらないけどやりたいこと"をやっても大丈夫になる

という状態を実現することができるようになります。

こっちの方が、そうじゃない状態よりもずっといいですよね。

もしこの考え方に同意をしてくれるのなら・・・

もっと稼ぐ方法を考えて、実行しましょう。

稼ぐことは、悪いことではありません。

それは、回り回って自分の顧客の為になるはずです。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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