つくばの自宅より
執筆者:石塚駿平
今週、とても嬉しい報告がありました。
どんな報告かというと、
『月額10万の顧問契約が決まりました』
というものです。
顧問先は個人ではなく、法人です。
FPライズでは、法人向けのFPビジネスというのは大きな可能性があるということをずっと前から言い続けてきました。
法人相手だと高単価を実現することができるし、提供できる価値も大きく、
『専門業務を持たないFPだからこそできること』
が多いので、大きな可能性があると感じていたからです。
この報告というのは、その可能性を証明するものだと感じました。
既に会計の専門家にお金を払っていた顧客
この報告をしてくれたFPは、『法人顧問FPプロジェクト』というプロジェクトに参加してくれている方です。
法人顧問FPプロジェクトは、法人経営者を顧客にして年に数千万ものフィーを実現している群馬県の亀井さんと一緒に立ち上げたプロジェクトで、今年で3年目になります。
そのプロジェクトに今年から参加されている方が成果報告をしてくれたのですが、プロジェクト開始から3ヶ月も経たない中で成果を出しているというのは、驚異的ですね。
成果報告では詳細な内容を公開してくれたのですが、その中で僕が非常に面白いと思った事実があります。
それは、
『顧問先の法人は会計事務所に月3万円を払っている』
という状態だったことです。
多くのFPは、
『税理士や会計事務所でさえ月に3万円程度の顧問料しか取れていないのに、専門業務を持たないFPがそれ以上の顧問料を頂くことは難しいんじゃないの?』
と思いますが、現実はそうではありません。
FPだからこそできることは多い
法人経営者が考えるべき問題というのは、多岐にわたりますよね。
その中でも、FPがサポートできるものを挙げてみると・・・
・社長個人の資産形成やリスク対策
・会社の資金繰りのサポート
・クレジットカードの最適化や活用サポート
・社長個人の人生のゴール設定と実現のサポート
・節税をするかどうか、する場合はどんな手段が良いのかを考える
・イデコプラスや経営セーフティ共済など、制度活用のサポート
・長期的な目線を持って資産を法人から個人に移転するプランの作成
などなど、ちょっとリストにするだけでも色々出てきます。
もっと出そうとするとどんどん出てくるのですが、ここで注目してもらいたいことがあります。
それは、上記で挙げた項目というのは、
『サポートしてくれる専門家が世の中にいない』
ものがほとんどだということです。
FPだからこそカバーできる範囲
会社経営に関わる専門家はたくさんいますが、すぐに思いつく税理士や会計士の人たちでも、決算申告書を作り税務的なアドバイスを行う程度にとどまります。
節税に関するアドバイスは行ってくれますが、節税をするのが会社にとって一番の選択肢かどうかを考えてくれることはないですし、申告業務以外はあまり行いません。
個人の資産に関するアドバイスもしてくれないので、意外とカバーする範囲というのは狭いのが現実です。
そう考えると、専門業務を持たないFPというのはかゆい所に手が届くサポートができますし、
『個人と法人を両輪で考え、人生のゴールを達成する為に最適な選択肢を一緒に考える』
という、全ての会社経営者が潜在的に欲しがっているものを提供することができます。
そう考えると、FPの持っている可能性というのは無限大だと感じませんか?
もっと単価は伸ばせる
実は言うと、顧問契約を獲得したFPの方が顧客に提示したのは、10万円だけではなく10万円、15万円、20万円の3つの選択肢でした。
その中で10万円を選んでもらったという流れなのですが、一番最初の契約で10万円を実現できたというのはすごいことだと思います。
経験を積んで、知識やノウハウを増やしながら実績と自信をつけていけば15万円、20万円という契約も必ず出てくるはずです。
実際に、そういった金額で法人と契約ができているFPは法人顧問FPプロジェクトに多くいますし、中には月30万円を実現している人もいます。
専門業務を持たないFPだからこそ、視野を広く持って、本当に法人の経営者が求めているサービスを提供することができます。
それを磨き上げていったら、月15万円以上の契約というのも十分に現実的です。
今回の報告事例というのは、そういった可能性を改めて感じる出来事でした。
こういったことを実現できているFPがいるということは、FPの持つ大きな可能性を示しているということに他なりません。
このような事例がもっともっと増えるようにFPライズも努力していきますので、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。