データを見て知った衝撃の事実

つくばの自宅より
執筆者:石塚駿平

1ヶ月前くらいの記事で、フェイスブック広告のパフォーマンスが悪くなっているという話をしました。

自社のメール登録にかかる単価がかなり上がっていて、どうしたものかな?

と考えている所なのですが、データを分析していてとても面白いことが判明しました。

それは何かというと、フェイスブックとインスタグラムからの登録比率についてです。

フェイスブックは2012年にインスタグラムを買収していて、フェイスブック広告を出すとインスタグラムにも広告が自動的に出るようになっています。

ちなみに、買収額は当時の値段で10億だったみたいです。今考えてみると、ものすごい買い物だったのでしょう・・・。

FPライズのビジネスというのは、FPを相手にしているBtoBビジネスです。

フェイスブックはBtoBに強く、経営者や個人事業主がたくさん使っているイメージ。

一方で、インスタグラムというのは若い世代が多く使っていて、ビジネス向けというイメージはあまりありませんよね。

僕もその認識だったので、フェイスブック広告からのメール登録者数はフェイスブックの方が多いものだと思い込んでいたのですが・・・

最近の数値を見てみて、とても驚きました。

自分の中の常識が覆される

なんと、フェイスブック経由とインスタグラム経由の登録数がほとんど同じになっていたのです。

実際には、フェイスブック10に対してインスタグラム8〜9という感じでした。

つまり、BtoBビジネスでもインスタグラムの影響力はとても大きくなっているのです。

この事実を知ったときは、なかなか衝撃的でしたね。

自分の中の常識をアップデートしなければいけないと思いました。

自分の主観で判断をしてはいけない

このデータを見て改めて思ったことは、

『自分の思い込みでマーケティングをやってはいけない』

ということです。

マーケティングのことがわかっていない人は、物事を自分の基準で判断をする傾向がああります。

「インスタグラムなんてやってないし、周りの経営者でやっている人もいないから効果はないだろう」

「自分は広告を見てもクリックしないから、本当に広告を出して効果があるのか疑問」

など、こういった主観で見てしまうことがあるのです。

しかし、こういった判断の仕方は間違いです。

判断の材料にすべきもの

大事なのは、自分の主観ではなく数字です。

やってみて費用対効果が合うのであればアリだし、合わなければナシ。

ここに、自分の主観が入り込む余地はありません。

こういった判断ができる人は他の人には見えない世界が見えていて、突破口が開ける可能性は必然的に高くなります。

逆に、これができない人は固定観念にとらわれてしまい、新しいことに取り組めずにどんどん落ちていってしまいます。

特に、業界歴が長くなったり、年を取ってくるとこの傾向は強くなってくるので、そうならないように注意が必要ですね。

予想を始めるのはトラブルを始めること

マーケティングを勉強する中で、僕が学んだ言葉があります。

それは、

『ビジネスで予想を始めることは、トラブルを始めることだ』

というものです。

新しいお客さんを集客する方法の話になると、「いやそんな古い方法通用しないんじゃないの?」とか「こっちの方が面白いキャッチコピーだから刺さるんじゃないの?」とか、自分の予想を元にした意見が出ることが多いです。

でも、大事なのは数字であり、結果です。

自分の予想を持ち出しても、そこに大きな価値はありません。

なんなら、言い争いになったり、仕事のパートナーとの中が悪くなってしまうことにも繋がってしまうかもしれません。

だから、自分の予想で判断をするのではなく、実際の数字や結果を見て正しい判断をしていく。

それができれば、マーケティングのレベルは確実にアップし、集客成功の可能性を高めることができるはずです。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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