売れるのはテープレコーダー人間

「あ、また始まったよ。」

毎回同じことしか言わない人。

同じ話ばかりする人。

こういう人っていますよね。

同じ人に毎回同じ話をされると、それってちょっとどうなの?って思いませんか。

私もちょっとイラッとしてしまう時があります。

それこないだも話しましたよねって。。

でも、同じ話でも相手が変わると意味が変わってきます。

今日のテーマは同じ話題。

同じ話題を制したものがセールスも制す。

これが真実です。

優秀な営業マンはみなテープレコーダー

本当にあの人はテープレコーダーのようだ。

優秀な営業マンは同じことしか言わない。

つかみも本題もギャグも全部毎回一緒。

でもそういう人は売れる。

これは例外がないです。

商談上重要な場面は当然ながら、初回面談時。

もしくはクロージングの場面。

それ以外の部分は説明や単なる作業。

要は、最初と最後にいかに盛り上げるか。

ここが毎回変わってしまうようでは伝わることも伝わりづらい。

ムラがでてしまうことになります。

アドリブは中盤に

いわゆる雑談、アドリブ。

共通事項を探し、心の距離を縮める行程。

アドリブの効果はここにあります。

話好きな方は、アドリブを最初と最後に入れすぎる傾向があります。

商談の場面で重要なのは、

「固定トーク」→「アドリブ」→「固定トーク」。

こんなイメージで進めると良いかもしれません。

固定トークについては本当に固定です。

一語一句間違えないように、同じことを伝えもれなく伝えきる。

こんなイメージですね。

トークスクリプトをどう作るか

・顧客にとってのメリットを伝えきる

顧客のメリットについては、伝えもれは禁物です。

相手には何が刺さるか分かりませんから全部言い切る。

これが大事です。

相手の様子を見ながら、アドリブでピックアップしてはなりません。

狙い撃ちではなく、全部撃ち。

何がヒットするかはあなたが判断することは不可能です。

だからトークスクリプトにして、伝えきることが大事です。

・他との違いを明確に断言する

そしてあなたの相談する意味を伝えます。

他の人ではだめなのか?

他の人とは何が違うのか?

ここは結構躊躇なく、踏み込むべきです。

その場合、時として仮想敵をディスる(否定する)こともあるでしょう。

そればかりになると嫌な奴になってしまいます。

だからこそここでギャグを入れたり、否定的な話を面白くする工夫が必要です。

うまい営業マンはここが特に上手なんですよね。

嫌味がない相手批判。

相手ができないことを自分ならできるというアピール。

そこを嫌味なくスマートに。

トークスクリプトは一度作ってしまうと、3年以上使えます。

あなたも同じ話ばかりするようになったら、営業トークの完成が近づいているのかもしれません。

毎回話が変わってしまう人は、今一度伝えたいことをフォーカスする作業をおすすめします。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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