最後の晩餐と詐欺師

石塚駿平

『最後の晩餐』ってありますよね。

レオナルドダヴィンチが
書いた超有名な絵画です。

「汝らの一人が私を裏切るだろう」

という言葉でも有名ですね。

あれはイタリアのミラノにある

“サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会”

という教会の中にある壁に描かれています。

先日の旅行中に、この
最後の晩餐を見に行きました。

最後の晩餐を見る為には、
事前にインターネットか電話で
見学の予約をしなければなりません。

(これを知らなかった為に、
以前にミラノに行った時は
見ることができませんでした。
もし見たい場合は注意して下さい!)

今回はこのことをしっかりと把握して
いたので、予約をして教会を訪れました。

入り口がわからない・・・

で、実際に現地に着いてみると、、、

何か入り口がたくさんあって
どこにいけばいいのかわからないんですよね・・・

海外ではよくあることです。。

しかし、教会の前に制服っぽい
服を着て、首掛けのストラップを
している人がいたので、

「たぶんこの人は教会のスタッフだろう」

と思って話しかけてみました。

そうすると、予約をしたのなら
チケット引き換えのセンターが
あるから、あそこに行って下さい。

と、近くにある建物を指差して教えてくれました。

「よかった。これで場所がわかった」

と安心したのですが、次の瞬間、、

「エクスキューズミー?」

さっきのスタッフらしき人が
話しかけてきます。

そして続けざまに片言の日本語で、

「マヤク ボクメツ ショメイ オネガイシマス」

と話しかけてきました。

親切に見えたスタッフ?

僕はその人はスタッフの方だと
思っていたので、

「教会が麻薬撲滅の署名を
求めているのかな・・・」

と考え、まあ署名くらいなら
いいかなと思い、堅く断れませんでした。

しかし、何かちょっと怪しい
においを感じたので、署名の
リストを見てみると・・・

署名の右側に”€20”、”€50”
などの数字が書かれていたのです。

ここで、ハッとしました。

この人たちはスタッフ等ではなく、
スタッフを装って寄付を取ろうと
している連中だということに気付いたのです。

ただ、何となく同行していた
家族が署名をする流れになったので
少し様子を見ていると、、、

やはり・・・

署名をした後に、寄付を求められました。

幸いこの時には完全に気付いたので、
お金を払わずにすみましたが、、

この手口はかなり巧妙でした。

署名欄には日本人の名前の隣に
寄付額が書いてあるものもあったので、
騙された人もいるんじゃないかと思います。

よくいる詐欺集団

海外ではこういう詐欺もあるみたい
なので、気を付けて下さいね。

家に帰ってネットで検索したら、

また、麻薬撲滅と言って、
名前の署名を求める詐欺集団も暗躍しています。

名前と職業を書かせたのちに
ドネーションの額を記載するようになっています。

片言ですが日本語の出来る女がいて、
日本人と見ると、必ず声掛けしてきます。

フィレンツェでも見ました。

多分大規模な詐欺集団だと思います。

人によっては、20ユーロも寄付していました。

という口コミがありました。

やはり手口としては定着しているみたいですね。

正直、このやり口で結構
お金を稼いでいると思います。

参考になる点

詐欺は絶対にダメですが、
1点だけ見習うべき所があります。

それは、いかにスムーズに
”相手に起こしてもらいたい行動”
に誘導するか、という点です。

この詐欺師集団は、

『どこが入り口かわからずに困っている人』

に対して、正しい場所を教えて
あげるという行動を取ることで
最初の接触に成功しています。

どこにいけばわからない状態の人が
スタッフに話しかけたいと思うのは当然ですよね。

つまり、相手のニーズを的確に
捉えていると言うことができます。

そして、そこからは断れない
オファーを出していき、最後に
最終目標であるお金を要求する。

ここまでの流れも巧妙だと思いますが、
やはり特筆すべきなのは最初に
係員を装っていることですね。

最初から、

「麻薬撲滅のキャンペーンを
やっているので、寄付して下さい!」

と言っても誰も振り向いてくれません。

しかし、相手の心情を理解して
最初の接触を上手く図ることができたら、
その先の話はスムーズに進んでいきます。

何にフォーカスするのか?

よく、

「一回サービスを受けて
もらったら良さがわかるのに・・・」

とぼやいている人がいますよね。

そういう人は、見込み客と
接触をする方法を知りません。

接触がなければ、結局何も
起こらないから意味がないですよね。

お客さんと接触する為の一番の方法は、

「こんな情報があれば、絶対に飛びつく!」

という情報を与えることです。

そして、それは自分のサービスに
フォーカスしていては絶対に見つかりません。

そうではなくて、お客さんに
フォーカスをして初めて見つかるものです。

もしあなたがお客さんとの接点を
見つけれずに苦労しているのなら・・・

今回の例の”良い部分”だけを
参考にして考えてみて下さい。

何かアイデアが浮かぶかもしれません。

この記事を書いた人

石塚 駿平

株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新の情報をお届けします