収益2倍もあり得るFP式二刀流とは?

執筆者:昆 知宏
  

メジャーリーガーの大谷翔平選手。

もう少しすると野球が始まり、今年の活躍も楽しみです。

今年はバッターだけではなく、ピッチャーも復活するということで規格外の活躍に見ている方もワクワクしますよね。

いわゆる大谷翔平選手がしている二刀流。

それぞれ全く異なる能力や資質が求められるのに、結果を出しているのは本当にすごいことです。

そんな大谷選手の活躍を見て、私は思いました。

そうだ!FPにも二刀流ってないのかな?

FPの二刀流

実は、FPにもそれぞれ全く異なる能力や資質が求められるのですが、努力次第では両立できる要素があります。

それは、個人と法人です。

ビジネスの世界では、『BtoB BtoC』ともいいますよね。

FPをしている方をみると、おそらく対個人の分野に偏っている方が多いような印象を受けます。

そういう私も対個人にかなり偏ってこれまでビジネスをしてきました。

しかしここ3,4年法人も意識して活動をしてきたところ、売り上げ構成比率として法人が伸びてきています。

特に対個人でやってきた人は、対法人もやってみることを強くおすすめします。

個人相手に成績を残せる人は、法人相手にも結果を残せる可能性が私は大きいと思っています。

逆だとまた違うのですが、個人相手に頑張ってきた人は私は応用がききやすいと感じています。

法人のほうが収益性は大きくなる

これまでいろんなFPの方と話をしてきて共通しているのは収益を上げるには、なるべき大きなお金に関わることに尽きます。

フィーであれ、コミッションであれFPの報酬は動かす金額の大きさに連動してくる傾向が強いです。

そうなると、個人のお金を持ちに出会うよりも、中小企業の経営者に出会う方が難易度が低いように思います。

しかしながら、法人はちょっと、法人はよく分からないと機会損失をしているFPもこれまで多く見てきました。

法人といっても中身は人で、相手は社長か役員なので、特段対個人とやることは変わりません。

にもかかわらず、取り扱う金額が大きくなるので、同じような提案をしていてもFPが受け取る報酬は大きくなるわけです。

対法人を意識してみたらどうか?

法人の場合は、ネットで集客するというよりも、人との出会いの場で縁を作っていったほうがお客さんになりやすいと私は感じます。

経営者は人とのつながりを重視し直感で決める人が多いです。

とはいえ、私はいわゆる異業種交流会みたいなものは苦手です。

そのため、私は付き合いのある法人から人づてで関係を深めていくことが多いです。

ある程度信頼関係が築けたら自然と資産運用の相談や、会社の保険の見直しなどの話をいただけます。

例えば、会社をやるうえでは損害保険は欠かせません。

売上が数億ある社長さんと10人くらいつながって、そこから損害保険でつながって、さらに信頼関係を深めて資産運用のアドバイザーとして地位を築くことはやろうと思えばだれでもできると思います。

あなたが募集人であれば損害保険の手数料だけでも毎年確実に入る収入が薄く作れます。

損保は初めのフックになりやすく、法人開拓において重宝しています。

常に準備する心構え

FPというか営業全般にいえることですが、結局は「あなたから買いたい」「あなたに相談したい」と思っていただけるかどうかがFPで成功するためのすべてです。

まずは相手に利益になる何かから実行できれば、必ず相手との距離は近づけるはずです。

というわけで、付き合いのある法人の損保の証券をもらって(生保でもいいですが)、その削減したコストで役員報酬上げてくださいとか、それを原資に法人で運用したらどうですかという提案は実行できるイメージが湧きませんか?

これって顧客の利益に100%つながるのでやりがいもあります。

私の場合は、対個人が主体ですが、対法人もチャンスがきたらいつでも準備できる体制にしています。この心構えだけで、収益は大きく変わります。

PS

新庄監督が率いる日本ハムファイターズに山﨑福也という選手がいます。

本職はピッチャーなのですが、実はバッティングもうまい。二刀流ができる選手です。

パリーグはDH制でピッチャーがバッティングに立つ場面がないのにもかかわらず、新庄監督はDHで指定するかもというパフォーマンスをしているくらいです。

でもいくらバッティングができるとはいえ、結果を出すには日々心の中や、練習で準備しているからという要素が重要です。そしてそれをアピールすることもです。

チャンスは自分で作り、チャンスが来た時に最善のアクションを即座にできるかは日々の準備、心がまえに尽きます。

あなたもぜひ二刀流で収益を上げてください。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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