収益に直結する専門家のレコメン力

今日は初めに結論を。

専門家としての証明。

根拠あるレコメンの力。

これさえあれば、どのジャンルでも食っていける。

だからそこに時間と労力を注ぐことが大事。

かつ同じ専門家の中でもより目立つようになればそれでOK。

こんなことを思いました。

「最近、登山にどっぷりはまってます。」

こんな記事を先月に書いたのですが、実践だけではなく座学もやってます。

座学とは、登山専門店が企画する登山教室のこと。

私は初心者。

相手は実績のある先生。

話を聞いてもらえるかは実績が重要

私が6月に参加した教室の先生は、スポーツ量販店の店長。

今回7月に参加した時の先生は、登山ガイド保有で今もバリバリガイドをしていて、ヒマラヤ登頂経験がある方。

あなたはどちらの経歴に魅力を感じますか?

実際登山経験や面白い話ができるかは、参加してみないとその違いは分かりませんよね。

でも、後者の方がより実践的でリアルで、なんかすごそうな感じがしませんか?

結論を言うと、どちらの先生の話も面白くて実践的でした。

後者の先生はガイドをされているだけあって、参加者にどんどん話題を振り発言を促すことがうまくとても面白かったです。

セミナーの内容はどちらもいいのですが、やはり事前の期待感や情報があると話をしっかり聞こう!

という感度が全然変わってきます。

少なくとも相手を先生と思うようになります。

セールスの人なのか、先生なのか。

このあたりはセミナーを開催する前にどういう空気感を作るのか。

超重要なのは言うまでもありませんよね。

レコメン力(れこめんりょく)をつける

セミナーの最中やQAの時に、どれだけ質問に具体的に答えられるか。

豊富な知識と根拠をもった説明ができると強烈に人はその人に興味を抱きます。

例えば私の場合目標にしている山があって、最低でも2泊3日が必要な行程です。

まだ初心者であると思っている私が、いつどうやったらそこに挑戦する権利があるのか?

という質問を両方ともしてみました。

スポーツ店の店長さんは、「まずは日帰りできる同じ高さくらいの山でトレーニングをしましょう。そして頂上でエネルギーにまだ余力を感じるようになったらにしましょう。」

こんな回答でした。

ガイドさんの答えは、「あなたの若さなら明日にでも行けますよ。ただし森林限界を超えるので、装備がかなり重要です。具体的に必要な装備は〇〇で、それがないと運が悪いと最悪死にます。装備がまあまあ重くなるので各アイテムの軽量化を意識してください。水は水場があるので、1日分だけもっていけば大丈夫です。2日分だと重くて、バテて最後まで行けないでしょう。おすすめのコースは、〇〇コースで、〇〇小屋に泊まれば余裕じゃないですかね。」

みたいな感じです。

質問に対して出し惜しみしない。

もっと聞きたいと思ってもらう。

これは大事かと思います。

今後どういうふうに付き合えるかをハッキリ伝える

セミナー後のクロージング。

どんなにセミナーをうまくやっても、講師業でなければ次につながらないとFP業としては意味がありませんよね。

登山教室についてのクロージングにも違いがありました。

スポーツ店のほうは、今度お時間ある時にお店で必要なアイテムを買ってください。

というふわったした感じ。

これだけネットで買ったり、他の量販店でも良くなってしまいます。

せめて希望者には後日アポで店長が接客をして一緒に合うアイテムを選んでくれる時間を作ってほしかったです。

そういうのを作れば大きな売り上げが作れるのに、もったいないですよね。

ガイドの先生の方は、1か月後に教室をまたやるので来てくださいね。

ということでした。

オファーが明確です。

そこで何かを...とは考えていないとは思いますが、何にしろある程度興味を持ってくれた人に対して次のアクションを具体的に提示・提案するというのはとても大事ということです。

そしてあなたが思っている以上に、参加者はあなたと引き続き関わりたいと思っている。

卵からかえった鳥にように、それだけ専門家を探しているし、最初の印象がよかった先生にはかなりバイアスがかかることは間違いありません。

セミナーってやるほうだとこういうのがよく分からないのですが、参加者になるとすごくクリアに見える。

興味がある人を集客できればだいたい何か売れる。

というか向こうからあなたを通して買いたいという欲求が生まれる。

この意識の有無をしっかり理解しておきましょう。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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