今回は、競争の激しい分野で勝つ為の
ヒントをお伝えしたいと思います。
例えば、相続相談。
これは、競争が激しい分野です。
インターネットで相続関連のキーワードで
検索してみるとわかりますが・・・
相続に関する広告がたくさん出ていますよね。
しかも、資本力のある税理士事務所が
たくさん参入しているという状況です。
特にこれから相続税が上がるので、
競争はさらに激化するでしょう。
また、リフォームなんかも競争の激しい分野です。
これも、インターネット広告がたくさん出ていますし、
多くの営業マンが動いています。
ちなみに、僕は今リフォームを起点にして
FPが入っていくという案件に今取りかかっていますが、
切り口としてはとても面白いですね。
競争の激しい分野で勝つには?
こういった競争の激しい分野に入っていくとなると・・・
「そんな競合がいっぱいる所に入っていっても、
どうせ資本力がある所には敵わないよ〜」
と思われるかもしれません。
確かに、資本力のある所に正面からぶつかっていっても、
個人でやっているFPに勝ち目はありません。
ただ、少し発想を変えて戦略を組み立ててれば、
そういった競合と戦わずにお客さんを獲得することもできます。
その発想とはどういうものかというと、、、
見込み客と信頼関係がある所はどこか?
を探すというものです。
例えば、、、
便利屋なんかはそれに該当します。
彼らは、おうちの悩み事や
雑用を引き受ける仕事をしています。
依頼するのは結構高齢の方が多いようです。
そして、便利屋の仕事に満足したら、
繰り返し仕事を頼むようになります。
そうすると、だんだん仲良くなるんですね。
仲良くなったら、
どんな話も聞いてくれるようになります。
たぶん、孫とか息子みたいに
思えてくるんじゃないでしょうか・・
そういった関係を作れたら、
その便利屋はどんな提案でもできるでしょう。
例えば、リフォームの提案をしたり、
旅行商品を紹介したり、相続の話を持ちかけても、
信頼関係ができれば「うんうん」と
まじめに聞いてくれるはずです。
ここに、収益の機会が隠されています。
顧客との関係性を活用する
家の人と深い関係を作り、
何でも提案できる状態。
マーケティング視点で考えると、
こんなおいしい状況はありません。
後は、どこかと提携して商品や
サービスを紹介すればいいだけです。
これに気付いている便利屋はやはり一部いるようで、
不動産関連の仕事をバックエンドとして
持っている人もいるようですね。。
こういった人の中には、
かなり稼いでいる人もいるようです。
こういうことに気付いている企業が、
これからどんどん参入してくると思います。
安全確認サービスとか見守りサービスという形を
とりながら入り込んでくるはずです。
こういう動きは、
今後は活発になってくるでしょう。
ただ・・・
個人でやっていたり、小規模の事業者は
こういうことに気付いてない場合も多いのです。
こういう人を活用できないか?
そこで考えるべきは、
「収益のチャンスを持っているにも関わらず、
それを活用できていない人(もしくは会社)」
を見つけて、提携を結べないか?
ということです。
地元で活躍している便利屋で、
各家庭と深い繋がりをもっている人なんかは、
FPにとっては最高のパートナーになる可能性があります。
便利屋さんはお金のことはわからないですからね。
また、便利屋でなくとも、
"信頼関係が既に築けている"
所を探す事ができればOKです。
例えば、家事代行サービスとか、
定期宅配サービスを行っている所ですかね。
探せばいくつかはあるはずです。
(ちなみに、家事代行サービス
とかは高所得者が多そうですね。)
既に築かれている信頼関係を使え!
競争の激しい分野で上手く勝つ為のコツは、
既に築かれている信頼関係を使うことです。
全く見知りもしない新規のお客さんの取り合いになったら、
資本を持っている所に勝てる可能性は低くなります。
でも、今回お伝えしたような考え方をベースに
戦略を組み立ててれば、少ないコストで
お客さんを集めることが可能になります。
「既に築かれている信頼関係を使う」ことは、
マーケティングを考える上では非常に大切な発想です。
是非、この考えを取り入れてみて下さい。