口コミを意図的に発生させる方法

中西雅司

「牛乳1リットルからチーズは
何グラム作れるかご存知ですか?」

先日、私は

「チーズを学ぶセミナー」

に参加してきました。

チーズ業界にて、25年以上
働いていたチーズの専門家。

とにかくチーズのことが
大好きな方です。

セミナーの内容は、

「チーズの種類や選び方、
美味しい食べ方」

などを学び、そして、

「様々なチーズを使った料理と
それに合うワインを楽しむ」

という、とても楽しいものです。

2時間半ほどの楽しい時間を過ごし、

赤ワイン2杯・白ワイン2杯で
いい感じに酔っ払って、

帰宅したのが夜の11時半。

その後、なんと私は暴挙に
出てしまいます。

妻が今にも寝ようとしているにも
関わらず、

妻に向かって、セミナーで
学んだ内容を伝え始めたのです。

しかも1時間以上。

私は、夜中に、妻に対して

「セミナーの口コミ・紹介」

を始めたのです。

FPの仕事において、
口コミ・紹介は非常に有効な
集客手段の1つです。

でも、そんなに簡単にうまく
いくものでもありませんよね。

なので、今日は、

「どのようにしたら、口コミや
紹介をしてもらえるようになるか?」

の重要なヒントをお伝えしたい
と思います。

なぜ妻に口コミをしたのか

チーズセミナーの話に戻りますが、

私は元々、チーズに関して
あまり詳しくなかったこともあり、

セミナーで聞いた内容は、
新鮮なことばかりでした。

例えば、チーズの関税の話。

チーズは、重量に対して30%
程度の関税がかかるそうですが、

その関税はチーズだけの重量に
対してではなく、容器なども
含めた重量に対してかかります。

そのため、ビンに入ったチーズは
ビンの重さも含めて、関税の対象に
なるので、

輸入品の場合は、

「容器が軽いチーズを買った方がお得」

なのです。

同様に、水に浸かっている
モッツァレラチーズなども、

水も含めた重量に対して、
関税がかけられてしまうそうです。

こんな話を延々と妻に話を
したわけですが、

決して、自己満足のために、
1時間も話をしたわけでは
ありません。

そうではなくて、

「妻に役立つ良い情報だ」

と思ったので、

「教えてあげたい」

という気持ちになったからでした。

「驚きや感動を共有したい」

と思ったのです。

口コミを広げるポイント

ここに、口コミが広がる大きな
ポイントがあります。

今回の事例のように、

「驚きや感動を共有したい」

という気持ちを生み出すことは
口コミを広げる大きなポイントの
1つです。

あなたは、何か凄いことを
初めて知った時、

「どうしても誰かに話をしたくて
うずうずして、思わず話をしてしまった」

という経験はありませんか?

きっと、多くの方が経験している
のではないでしょうか。

私は最近は、石塚さんも使っている

「スーパー秘書」

というサービスの品質の高さに驚いて、
思わず口コミをしました。

つまり、、、

あなたが、お客様に対して、
セミナーやコンサルなどを
している中で、

「どうしても他の人に話をしたくて
たまらない情報」

を提供することができれば、口コミ・
紹介に繋がりやすくなるのです。

口コミ・紹介の大きなメリット

但し、、、

口コミ・紹介はあくまでも
集客手段の1つですので、

絶対にこの集客ルートを
活用しないといけない
というわけではありません。

しかし、この集客手段は
個人的には、かなりおススメです。

なぜなら、とても大きな
メリットがあるからです。

それは、

「うまく仕組みを構築できれば、
営業や集客に時間をほとんど
使わなくて済むようになる」

という点です。

営業・集客だけを目的とした
行動って、時間がもったいないと
思ったことありませんか?

私は常にそう思っているので、
FPの時も、今も、ほとんど
その時間を使わないようにしています。

使わなくて済むように仕組みを
構築しています。

集客のための活動や営業活動の
時間は
「お客様に価値を提供する時間」

ではないため、基本的には
無駄な時間と捉えているからです。

FPの場合は、コンサルティングや
相談をしている時間が、お客様に
価値を提供している大切な時間ですよね。

もしあなたにとって、口コミ・紹介
という集客ルートがふさわしいと考えるのなら、、、

その仕組み構築を考えてみてはいかがでしょうか?

P.S.

冒頭の

「牛乳1リットルからチーズは
何グラム作れるかご存知ですか?」

という質問の答えは、



100グラムです。

正解できましたか?

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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